ファザー・ファッカー

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あらすじ
「僕はただ、あなたの愛が欲しかった」 真(しん)と明(めい)は親子だけど、血は繋がっていない。真の本当の父親は、亡くなった明の親友・マコトという青年で、明の想い人だった。日に日にマコトに似ていく真に、明はマコトの面影をつい重ねてしまう。そんな明の感情に気づいている真は、それを利用して明を身体だけでも手に入れようとするがーー平日は親子、週末は恋人。息子×養父の歪な背徳ラブ。単行本『還らずの夏』に収録されている「All things I know.」が、大反響により長編として連載スタート! ※こちらは、WEB雑誌『Charles Mag』に収録されている作品の単話配信です。重複購入にご注意ください。
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みんなのレビュー
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5.0
主要の登場人物全てが、
自分以外を一番に思いやっている気がしました。
複雑すぎる家庭環境なのに、家を出て行った母親すら(個人的には)同情の余地を感じさせる、ストーリーの流れにすごさを感じました。
事実を義息の母に伝える残酷さも、
これからの未来と、ある意味の愛情からくるもので、最後の母親の涙もいろんな含みを感じました。
設定が、好みが分かれるけれど、
複雑な設定だけど、見応えがある作品でした。by 匿名希望-
6
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5.0
「All things …」の続編です。
あらすじ紹介にもあるように『還らずの夏』に収録されている「All things I know」(9~10話)の続編です。
血は繋がっていませんが、亡くなった初恋の男・真(マコト)の忘れ形見・真(シン。攻め。)を育てた明(メイ。受け。表紙の人物)が、「マコトだと思っていいから、愛して。」と、高校生になったシンに求愛されて関係を持つ話なので、倫理的に苦手な方は、ご注意ください。
自分は読んでいて、結構ツラかったですね。
明に愛されるためならば…と、マコトの身代りでもいいと言いつつ、自分個人(シン)として愛されたい。
愛している明に、息子として見られ扱われるのが悔しい。
でも、ルームを守らないと(平日は息子で土日はマコト)、明の側に居られない…
そんなシンの葛藤。
マコトへの慕情よりも、溺れるような愛情を注ぐシンに絆され、シンを愛し始めた明の、純粋な父性愛を持てなかった後悔と苦悩。
いやもう、どっち向いてもツラいばっかやんー?!と、何度読むのを止めようかと思ったか。
シンは自分と一緒にいてはいけない、と明が悪役になって距離を置き、わざと突き放した時の、シンの憔悴っぷりが痛々しい。
明の心中を思うと、これまた胸が苦しい。
血縁もののBLはよくあるし、養父と息子なんて血は繋がってないのに、これだけ痛くて辛いのは、それだけ作者さん(暮田マキネ先生)の心情描写が繊細で、絵の雰囲気も胸を打つ証だと思います。
(前作の「Allthings…」も含めて。)
人によってだと思いますが、自分は引き摺るような読後感でした。
星は4寄りの5で。by タツの子-
2
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4.0
私には重過ぎた…
この作品をとても好きな方が多いようですので、まず申し上げますと、人の死に少し敏感な人間の意見ですのでご容赦ください。
それぞれ皆がエゴの塊…これが人間の真理なんでしょうね。確かに矛盾を抱えてない人間なんて存在しないけど。散々傷付けておいて堕ちていくこともできなくて贖罪のために離れようとするけど結局それも出来ず傷を深くしてしまう。どれだけ、傷付けても傷付けられても離れられないのが本当の愛なら辛すぎます。
話としてはきれいにまとまっていたし、ハッピーエンドといえばそうなんでしょうけど…重過ぎて辛過ぎて私は幸せな気分になれない。読み終わってもいつまでものどの奥が詰まって息苦しい。(それだけ入り込んでしまったのはやはり作品の素晴らしさだと思っています)
本当に求めているのは誰なのか、求められているのは自分なのか自分を通して見てる人なのか、本当に自分自身は求められていないのか…特にこの2人の関係ではこういう気持ちって一生付き纏うんじゃないでしょうか。
人は(特に愛した人なら尚更)亡くなった人を美化する傾向にあると思うので、生きてる人が亡くなった人を超える存在になるのはとても難しい。超えなくても忘れなくてもいいじゃないって確かにそうなんですが、そんなに簡単でもないし普通は無理ですよ。生き写しのような相手を選ぶなんて、心も頭もおかしくなります。
いやいや、マンガだからって思うんですが、そうなんですが。単に私には向いてなかった、それだけのことです。
私は漫画の世界でくらい、死という永遠の別れからは解き放たれて、ただただ幸せな気持ちになりたいタイプです。なので、作者さんのつむぎくんのお話は好きです。by あノにます-
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3.0
何か複雑…
高校の時からの想い人の忘れ形見である息子の義父となり育てていくが、歳を追うごとに父親とそっくりになる息子と親子以上の関係になる話。
義父、息子、母親とそれぞれの愛情と想いと戸惑いが複雑に絡まってラストまで引っ張られます。
義父、息子2人の想いというか執着に闇を感じられて読んだ直後何か複雑な気持ちになりました。
“還らずの夏”の9,10話に前日譚が載ってるのでそちらと一緒に読むとより一層闇が感じられます。by 匿名希望-
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5.0
感動しました!!
タイトルと表紙の絵を見て、こんな切ない内容だとは思ってませんでした
同性愛の人達の中には、こんな境遇や想いをしてる人も居るだろうなと改めて思いました
一緒に暮らしている時も切なかったけど、再会した時は切な過ぎて号泣しました
とても良い作品なので沢山の人に読んで貰いたいです
最後はみんな幸せな結果になってますよby 白花さん-
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