【ネタバレあり】美醜の大地～復讐のために顔を捨てた女～のレビューと感想（6ページ目）

ハナヘ、こんなに美醜だけでイジメをトコトンして追い詰めるとは見ているだけで苦しくなります。そんなハナが絶望のどん底から這い上がって来たのは、大切な家族を殺された事、自分への情け容赦ないイジメをして本来乗れるはずの引き揚げ船に乘るタイミングを逃してしまい結果として家族を死なせてしまった悔いから、復讐の鬼となり実行して行く過程で　自分への虐めさえ思い出して来なかった同級生への怨みを晴らしていくお話しだけど、最後まで目的を果たしたらハナはどうなるのか？気になります。

凄惨な苛めを受け、母と弟も亡くしたハナが美しくなって順々に復讐をしていくお話。
その美貌を武器に復讐をしていくのかと思いきやそうでもなく、ちゃんとした心も持ったまま復讐をしていく主人公に対して、周りの方が心が壊れてしまっていてヤバ過ぎる。
特に敏恵。
羊たちの沈黙以来の恐怖。
グロテスクな描写があるので、好き嫌いは分かれそうですが、怖いもの見たさでついつい読んでしまう作品です。

復讐は本来、される相手もする側も気持ちいい最後を迎えられないのであまり肯定派ではなかったのですがこのストーリーはあまりにもいじめがひどすぎて思わずハナちゃんを応援したくなります。

もっと評価されても良い

苛められ、家族を失った少女。同級生からも、教師からも、社会からも。
そして彼女は顔を変えて復讐にはしりますが、じつはイジメの首領にも複雑な事情が、、、。
奥深い、そして昭和的な社会で生きていく人間模様。とても面白き漫画です。もっと評価されても良いはず。

面白い

容姿のせいでクラスの美人のお嬢さんとその取り巻きクラスメイトたちに精神肉体共にひどいいじめを受けていたハナ。
終戦後、たまたま乗り合わせた船でクラスメイトと遭遇。奴らの余計な一言がきっかけで大切な母と幼い弟を失ってしまう。
「綺麗に産んでやらなくてごめん。でも大切な娘だ」と泣いて抱きしめてくれたかけがえのない母。

数年後、その復讐をするべく整形をして、かつてのクラスメイトを次々に地獄に突き落としていく。
内容としてはありがちかなと思うが、セリフや登場人物の描き方、絵の表現の仕方が絶妙にマッチして迫力がある。復讐をするために自分自身の人生を削るハナに胸が痛くなる。
最初は絵が少し苦手だったが、読むうちにこの絵でないと出せない雰囲気に気づきハマった。

すごい

構成を練ったなぁって思う。
いろんな登場人物が出てくるからややこしいと思うけど、一人一人特徴もあって、分かりにくいってことはなかった。
これは最後の内容も考えてそこに向けて書いたのか、どう作ったのかがすごい気になる作品。
ぐろい表現もあるし、怖いとも思うけど、それでも面白い作品だと思う。

復讐が過ぎる

壮絶なイジメにあい全てを失うハナ
本当に本当に不幸続きで、ドン底から、這い上がって、復讐の鬼になる
とにかく、復讐が怖すぎる
確かに酷い仕打ちを受けてるから、このくらいいいのかとも思うが、終わりのない復讐劇がずっと続いてる

女学校時代、醜い容姿のためにいじめられ、挙げ句の果てに大切な家族まで失う羽目になった気の毒な主人公が整形し顔を変えて、いじめっ子達に次々復讐していく話なのですが、結構グロくて強烈な描写もあるけれど、不思議と続きを読みたくなる面白さです。

夢中で読みました

過酷ないじめをうけた主人公が美しく顔を変え、次々と復讐をしていくお話…と思ったら、酷い同級生達もなんだか早々に可哀想になっちゃうし、ラスボスのはずの絢子なんてハナより可哀想！どこに着地するのか分からないけど最後まで見届けます！

まだ最新話までは読めてませんが…いじめの延長と言うにはひどいですが、家族を失い復讐のために顔を変え、次々と進む復讐劇。
途中からはいじめ側の家庭事情や人間関係も絡んできて、どんな結末になるのか
最初は話の展開が速かったのですが後半はちょっとダラダラに。。。何だかんだと読み進めてます。どんな終わりを迎えるのか楽しみです