1.0
現世界設定として
現役警察官(刑事)である主人公が、一度自分を陥れようとした、ぼったくりキャッチの少女と行動をともにして、恋愛関係にも発展していく設定が、自分には受け入れられず、離脱しました。その少女は、強要されてキャッチをしていたわけではなく、あくまで小遣い稼ぎで、暴力団の片棒担ぎで、詐欺、脅迫、強要、暴行に加担してきた、ともすれば少年院行きレベルでありながら、仲間の刑事に引き渡すでもなく「いつか、自分の故郷(秋田)の風景を見せたい」などと甘い言葉を囁くなど、いくら漫画でも、ありえない。異世界設定で、指ひとつで人体を破壊したり、動物が言葉を話す作品とは違い、あくまで「現実世界」の設定の作品としては、逸脱しすぎと思いました。なお、主人公の秋田弁が、現代の若者としてはありえないほどに訛っており、用法もブレがある(出身者による)とのことで、離脱した次第です。新宿のど真ん中で私立探偵が昼間から拳銃を撃つ「ファンタジー」作品とも違う、なんか、都合のいいところだけ、現実とフィクションが入り混じったような展開。私、個人としては、受け入れることが、できませんでした。
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