5.0
愛の認識、親との和解、期限内の経済的自立
第一に、愛してるという気持ちの一つのあり方について教えらました。私生活で愛してるという気持ちの定義が分からず困っていたのですが、このマンガの主人公の夫と、飲み屋の女将さんが交わすやりとりが、ひとつの答えとなりました。
第二に、生き方や対人関係に苦しむ登場人物たちが、それぞれ親と対決することをきっかけに心が解放されていく様子に感動しました。特に、ある男性の主要登場人物が、父親と和解し、長年の確執から解放された途端、自分の生き方を縛らなくてもよくなるシーンに、うるっときました。
第三に、ぐうたらな主人公が、三年後の離婚予定日という締め切りを与えられたことにより、シングルマザーとして経済的に自立すべく奮闘し成長する姿に励まされました。なにごとも、制限時間があった方が捗る、というのは一つの真理だよなと納得してしまいました。
- 1