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ヒロインが人形として過ごさないと心壊れるくらいにツラい日々を過ごしますが、三人目の夫ヒーローと出会い、心を取り戻していく話ですが、ヒロインとヒロイン兄が中世イタリアのボルジア家の話しか⁉️というくらいあっという間に読めました。
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ヒロインが人形として過ごさないと心壊れるくらいにツラい日々を過ごしますが、三人目の夫ヒーローと出会い、心を取り戻していく話ですが、ヒロインとヒロイン兄が中世イタリアのボルジア家の話しか⁉️というくらいあっという間に読めました。
ヒロインのレナータはある事情により、人形姫と呼ばれる程、積極的に考えたり行動したりしない分、ヒーローが引き立っていました。ヒロインの心が解れるまで辛抱強く接し、大切にする包容力のあるヒーロー…そりゃ、好きにならないわけがない!このヒーローに魅せられて最後まで読みました。
イラストは綺麗?な気もしますが、好みやイメージに合わなかったかも。。
文面が独特なリズムで読みにくいところもありますが、ストーリー構成がしっかりしていてあっというまに引き込まれます。
心を閉ざしていたヒロインが徐々に心を開いていく場面も無理なく丁寧に書かれています。
ライバルやすれ違いがないので、じれったさを味わいたい方には物足りなく感じるかもですが、最後はハッピーエンドで読後感もスッキリです。
群雄割拠の半島、ボルジア家がモデルだろうヒロインとその兄。
舞台設定から中世風で楽しめます。
そしてヒーローがひたすらかっこいいです。
ヒロインを慈しんで、甘やかして、心も体も解きほぐしていくヒーローがほんとにかっこいい。
最後があまりにもあっさりしていたのが残念かな?
心を閉じ、人形のようになったヒロインを、温かく深い愛で包み込むヒーローが本当に素敵でした。
人形のようになってしまった原因を作った兄の過去も丁寧に描かれていて、どうしてこんな不幸な事になってしまったのか納得のいくものでした。
最後には、みんなハッピーエンドで、ハラハラしながらも一気に、そして楽しく読み終えることができました。
少し残念なのは、イラストが想像するヒーロー像と違い、数は少なめなので、頭の中のイメージとの違和感にあまり邪魔されることがないのですが、ストーリーがよかった分、残念でした。