5.0
人と違うということ
主人公は、匂いや味にとても鋭敏な感覚を持つ。それは、周りが引いてしまうほどのレベルで‥‥
自分の感覚を他人に共有してもらえない、理解してもらえない。その孤独は、当人にしかわからない。
人にたくさん傷つけられて自分に自信を持てなくなって、オドオドしてしまう主人公。
それでも、優しさや誠実さ、ひたむきさを失わず生きている彼に、好意や興味を寄せる人々がいる。
彼らとの係りで、主人公や周囲の人々も様々な変化を受けていく。
一話一話が読後感の良いものが多く、元気をもらえます。
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