5.0
立場を変えてみた人生模様です。
作者の以前の作品が面白かったので、今まで毛色の違う作品だと思いながら読みました。
立場が違って読むとこれほど印象が違うと、改めて感じます。
弟嫁から見ると、旦那さんが亭主関白の昭和の男と思っていたら、
実は、思いやりのある人で嫁のため自分が悪役を買って出ている優しい人だった。
男尊女卑の風習が強く残る田舎では、女が軽視されます。
榛花さんが、小さい時、差別されて育ったにも関わらず、
母親に『大好きだよ』って伝えたことは大正解だと思います。
後悔していた母親が驚いて、でも嬉しかったのが伝わります。
小さい時、私も母親が好きだった、嫌なこともあったけど、
幼い時の世間は狭いので、母親だけが頼りだったことを思い出しました。
但し、弟は甘やかされてクズに育ったようです。
嘘つきで、うわべだけの姿が想像できます。
榛花さんは昔の生活が基盤となって、現在の幸せを享受しているので、
何が良くて、何が悪かったのか考えさせられます。
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真綿の檻