4.0
幼馴染がかっこいいなんて、女子にとっては夢のような話。幼馴染だからこそ関係を壊したくない、そのもどかしさが夢中になってしまう作品。
- 0
40226位 ?
幼馴染がかっこいいなんて、女子にとっては夢のような話。幼馴染だからこそ関係を壊したくない、そのもどかしさが夢中になってしまう作品。
消防士というだけで、どこか憧れてしまうところがありますが、こんなにドキドキする偶然が立て続けに起こると、運命という事にしたくなります。
絵がとにかく綺麗で、話が始まる前から引き込まれます。
ほぼ2人だけの掛け合いですが、全く飽きる事なく読んでも読んでも、次の話題が楽しみになる作品です。
周りが求める自分が、本当の自分ではない事に気がつくのは、実は取り返しがつかない時期になってからだという事を改めて考えた作品。
それでも、そこに気がつけば、そこからが人生なのかもしれないとも思えた。
大切にされている実感があっても、絶対に傷つけたく無いと思っていても、満たされないものを満たしたいという欲求が勝ってしまうタイミングが訪れた時、人はどこまで大切な人を守れるんだろうと思う。
こんな運命があったらなと、ドキドキしてしまう作品。話すのが上手だったり、仕事ができたり、完璧に見える人ってどこか信用できなかったりするけれど、知れば知るほど弱い所や可愛い所が見えてくると、さらに魅力的に見えてしまう。
仕事もプライベートも完璧で余裕に見えて実は心の中で焦りを感じる中年の彼と、天然に見えて実は物事の芯を捉えているような若い彼女の組み合わせが面白く、魅力的なお話。
先輩がかっこ良すぎる!
この言葉に尽きます。
馬瀬あずささんの描く絵がとにかく魅力的で、言葉が無くてもそれぞれの思いが伝わってくるような、そんな印象をうけました。
と言いつつも、先輩がはなつ言葉、仕草、行動一つ一つにドキドキして、このお話を読んでしばらくは先輩で頭がいっぱいになってしまうほど、まさしく、先輩にまいってしまいます。
主人公の女の子もまた、とても可愛く魅力的で、言葉のチョイスや先輩を思う気持ちに心を掴まれます。
そして、先輩と主人公を見守るそれぞれのキャラクターもまた温かさであふれていて、繰り出されるやり取り一つ一つが本当に面白く見入ってしまう程です。
これがフィクションだとわかっていても、こんな事高校生活であったらなと思わず想像してしまう程、先輩との毎日が羨ましくなってしまう作品でした。
次はどんなかっこいい男の子が描かれるのか、馬瀬あずささんの新作が楽しみです。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
高嶺の花男くん