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地元に競艇があるが、客層にしか目がいかなかった。この作品に触れ、競艇選手は時と波とエンジンと一体になり、水面を加速するアスリートだと思った。主人公の人懐っこいキャラクターがよい。仲間と談笑している場面も微笑ましい。
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41559位 ?
地元に競艇があるが、客層にしか目がいかなかった。この作品に触れ、競艇選手は時と波とエンジンと一体になり、水面を加速するアスリートだと思った。主人公の人懐っこいキャラクターがよい。仲間と談笑している場面も微笑ましい。
宇宙飛行士を夢見る兄弟の物語。劣等感や恐怖心などと戦いながら、具体的に、確実に夢に近づいていく。内面の描写も面白く、親しみが持てる。宇宙が身近なものに感じられた。
様々な窮地を乗り越えてきた主人公。現場と対峙し、生命の重さや使命感を強烈に訴える。彼に語彙力があれば、仲間の迅速な援助や周囲の理解が得られたものを、本能が先に立ってしまうので、誤解されまくってしまう。しかしそこが、彼を熱血にさせる所以だろう。
蓮次はホストの先入観を覆す、知的で上品で優しい男性。バイセクシャルという設定だが、見境のない男ではない。両刀の感覚は私にはわからないが、頑ななニートを華麗に世にエスコートした、素敵な男性である。
人気の秘密を知りたくて読み始めた。賑やかな物語だが、登場人物が多く、特定に時間を要する。私は前髪の分け目で断定し、吹き出しにある名前を見て決定した。目の大きさはバランスを欠いていて、時代を感じた。透がおにぎりであることに納得。心の交流が描かれるのがよかった。
特殊な能力で報酬を得る少女の物語。主人公はまつげを華やかに美しく描かれるが、中高年の男性は骨張っていて歯列は整然とし骸骨のように描かれがち。一介の生物教師が自宅でクローンを作っていたのにはびびった。
広く市民権を得ていることで、この作品のダークサイドを忘れていた。そして「もっこり」なんて、子どもの頃は理解していなかったけど、今読むととんでもないダークヒーローだなと(笑)。人物像が魅力的、ブレなさがいい。骨太で肉厚な絵も大人の魅力満載。
性犯罪者に知的障害や発達障害を持つ者は多いと聞く。しかし障害を持たずとも、健康的でなく、文化的な暮らしを知らず、就学前教育すら不十分な環境で育った者は、本来の自分を知らないまま成人し、一生さまよい続けることになる。生まれ落ちる場所を、人は選ぶことはできない。少年犯罪の根底にあるものを見つめる機会となる作品である。
こんな不動産会社があればお世話になりたい。他者評価でない、本当の自分を見出だせる街に導いてくれる。東京を知り尽くす二人の、的確で自由な接客が楽しい。
若くて才能ある人お決まりの快進撃ではないところが面白い。天才の側で育った少年の進む道を、とても丁寧に描いている。才能ある人はもがくし、導かれもする。訛りを隠さないのは個性だしかっこいい。三味線の解説も分かりやすく、興味を引く。
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モンキーターン