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11 - 20件目/全49件

  1. 評価:4.000 4.0

    古代中国の大河ドラマを思わせる

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    勢力図や家系図、陰謀に野望、虐げられし者や見捨てられし者、忠誠心強し者に尊き志を持つ者、商人の逞しさ、権力者の さもしさ、孤独、戦と和睦、栄枯盛衰。過酷な運命を背負い、乱世を生き抜いた女王のお話。

    少女から女性へ。知恵と胆力で切り抜けていく様に 胸のすく思いで読み進め、理想を掲げ、立場を見失わず生きる様子に切なさが滲み、恋愛要素はあっても、報われない想いに歯痒さを感じました。

    画力も申し分なく、ストーリー構成に至っては、かなりの歴史好きかと、読み応え有り。

    しかしながら、この結末は! 私には哀し過ぎました。確かに、薄っぺらなハッピーエンドには出来ないストーリーでは有りますし、「女王の花」の奇跡も絡めないと終われないかと思いますが。それにしても、なんとも救われないあと。次の章に入って超長編になっても良いから、別の終わり方は無かったのか、と‥諦め悪くてすみません。

    • 43
  2. 評価:4.000 4.0

    女の子の顔が美男子に見える

    男子キャラのルックスが好きなだけに、どうしても女子キャラの顔が馴染めなくて☆ー1。

    たまたま、某ストアの【1冊無料】コーナーで 読んでみた マツモトトモ さんの『キス』。雰囲気づくりが上手いなあ〜と。男性キャラが醸す空気感、サブキャラの魅力、台詞回しとコマ割り。「作家別作品一覧」で見たタイトルから、お茶目な映画好き?の印象が。

    そして改めて めちゃコミの『美女が野獣』に戻り、絵柄は一先ず置き(笑)10話まとめ買いへ!

    主役が次元の違うサバサバ感があってワイルド。面白いのに落ち着いた雰囲気。厚みのある構成。変な あだ名もツボ。

    本編を読んでいれば分かる、といった終わり方も洒落ている。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    伝えたい気持ちほど上手く言えない

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    三上くんの謎めいた行動に、岸本先輩が じわりじわり と からめ取られて行く感覚が、前半の魅力。

    絵柄は どちらかと言うと、男女とも丸顔系で繊細な可愛いさなんですが、赤面の度合い や 目のアップから、怪しい色気を感じるから不思議です。

    また なんと言っても 、静謐さと凛とした強さを感じる弓道の世界が、独特な愛情表現を盛り立てています。射が艶めかしく見えるなんて! 冷静さと、張りつめられた想いが 一層 際立ちます。

    16話〜18話の「番外編」は、子供時代。5歳の曜太と ゆき との出逢いが描かれ、その背景から、形成された性格や、弓道を始めるきっかけ、杏ちゃんとの接点 などが 明かされています。

    59話と60話「呼んで、キスして」は、-由木と奈智の恋-です。

    58話「最終話2」の終わりと、61話「毎日、キスして。」では、少し先の二人が見れますが、杏ちゃんは未だに、黙ってる三上くんのことは、よく分からないようです(笑)

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    5巻 読破後、

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    両想いになった後も 楽しめますね。

    ストーリー的には王道 かな。絵も 完成度が高いと言うより、ふんわりしているのに 可愛く見せる、カッコよく見せる。気持ちが交錯する割に、爽やか。サブキャラも含め、不思議な魅力で意外と飽きない。

    小桜ののか の 心の声が、ダイレクトに伝わるから、嫌味がない性格が可愛い!と思えるのかな? きっと(笑)

    コマ割りが おおらかで、セリフのテンポがいいのと、吹き出しの中の文字の大きさが、声の大きさとして 自然に感じられるから、ホントに聴こえて来そうで面白いです。

    表情の変化に乏しい桐山直也 ですが、目の使い方がいいですねー! 気持ちの読めない 笑いながらの脱力系セリフもジワジワ 癖になります。

    真太郎と恵里葉も、無くてはならないポジションになって(笑)特に恵里葉! いい味出してるなあ。

    深い思惑のない、裏表のないヒロインの、♡が飛ぶ様子に(笑)疲れてる時も、気軽に読めます♪

    • 102
  5. 評価:4.000 4.0

    これはいい。

    たった2話の中に、1本の映画が凝縮された様な 感動がある。

    まだ、最初の短編「青に光芒」しか読んでませんが、川端 志季さんに、俄然 興味が湧きました。

    ちなみに、女子中学生と先生との 恋話を期待してはいけません(笑)

    • 3
  6. 評価:1.000 1.0

    タイトルに偽りなし だけど

    無料配信の2話だけ読みました。なにこれ? あははって感じですね(笑)救われないオチ。絵は綺麗ですが、今のところ 課金してまでは 読まないかな。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    其々の『彼氏彼女の事情』の奥深さ

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    293話も、コミックなら全21巻。表面的な日常から内面の深淵まで。立場に合わせ、場面を何度か戻し、この時、雪乃はどう感じていたか、総一郎はどう思っていたか、と 深掘りして行く。

    無料配信の1〜2話→偽善者:宮澤雪乃のコミカル要素から、学園ラブコメを予想していた身としては、想定外の展開でした。

    絵柄は、キャラの書き分けが紛らわしく、ちょっと古く感じますが、メッセージ性の強い作品。「英語やドイツ語にも翻訳された」と スタッフレビューに有ったように、なるほど クールジャパン! 日本の漫画ならでは、かな?

    骨太作品の要素として、主役キャラは勿論の事、その仲間達にも、そして大人達にまで、スポットを当て、過去を蘇らせ、単純では無い事情を浮き彫りにし、簡単には解決できない問題にも 癒しを与える。成長と再生と愛の物語。

    津田雅美さんの作品は これが初めてでしたが、重いテーマに、愛することの悦び、親から子供、その子供へ、倖せになってと願う想いが、力いっぱい入った内容でした。きっと人間が好きなんだろうなあ〜。

    16年後の最終話のセリフ。まさに その通り! 人生100年時代とは言え、自分に いったい何年の時間が与えられているのかも知らず、手探りで、足掻きながら、どんな選択をして、どう進んで行くのか。味わい尽くして、生きていこう。

    • 4
  8. 評価:4.000 4.0

    なに⁈ この面白さ!

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    3話で明かされる「平成20年2008年の“江戸時代”の物語」って⁈ 一体なんの事⁈ ちょいちょい変なフレーズが入るとは思っていたけれど、ええっ? 気になる(笑)5話まで一気読みして…うーん、ポイントがない。

    タイムマシンで、うっかり戦国の世へ行っちゃった『アシガール』もヒットしてますが、江戸幕府が405年も続いていたとか(笑)いまだかつて旗本を、こんなに身近に感じさせ、現代の感覚と融和させた「少女漫画」があったでしょうか。

    テストに出る(かもしれない)『旗本』を説明したクダリと 日本地図がツボです。

    『彼氏彼女の事情』から、このストーリーですか。『ヒノコ』の6話 無料配信も 覗いてからの『ちょっと江戸まで』。津田雅美さん、次はどんな角度から攻めて来るのか(笑)期待しますね!

    • 3
  9. 評価:4.000 4.0

    清めたまえ!Qマーク雑巾が流行⁈

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    2話無料配信を読んだ後、レビューをチェック。面白いのが高得点のレビューにも「虫は嫌いだけど」「生理的にムシが」「弱さや醜さを蟲に例える」とあって、少女漫画にどんなスパイスが?との好奇心が勝り課金。

    確かに!アレはムカデ?にしても、続きがどうなるのか、気になって読んでしまう。キュウちゃんがカッコいいのと、文ちゃんが立ち回る事で不気味さより面白さが際立つ(笑)とりあえず5話まで一気読みしました。

    シリアス→謎→学園→イケメン→ギャグ。と、転入生の西岡文の体験と共に、彼女の目線で引き込んで行く。

    そして、いよいよ 3話からファンタジー要素へ。お待ちかねの「ムシ」が出てきます(笑)お掃除名人 堀北玖太郎が只者ではない姿が明かされて、待ってました(笑)面白くなりそーだ!何でも有りのファンタジーの中で、読者を現実に繋ぎ止めるのは、理事長が引くほどの生い立ちを持つ 文ちゃんの逞しさ!しかーし、この文ちゃんにも秘められた力が⁈

    いやはや(笑)このスピード感とバランス感覚。面白いですね!

    「心間」って言う表現も分かりやすいし、「病は気から」と昔からも言いますし、心の「汚れ」を溜め込んで、それを糧にするムシを呼んでしまった、と言う理由付けも納得できます。

    これは もう、続きを読む前に 部屋の掃除をしましょうか(笑)心と読書環境を清めてから、また 読もうかな。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    お勧めのセリフ満載

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    「4話 無料配信中」この売り方、正解です。

    そこまで好きな絵柄でなくても 次が気になって、課金した5話目で「今日は会社休みます...」と、主役がタイトル言ってくれちゃう。

    このセリフが花笑さんから出るたびに、田之倉くんとの関係が前進して行く設定で、後ろ向きとも言えるタイトルの使い方が、洒落てます。

    意識下で引きずっていた 門限エピソードの先輩も含め、脇を固める各種キャラが、みな意味深い。各人が出てくるタイミングとセリフ使いが絶妙です。

    カラーの表紙絵も、展開を想像して、期待が膨らみます。

    中盤の46〜47話と88話の田之倉くん、85〜86話の朝尾さん、其々の凄味ある一面が垣間見えます。終盤の131話で、二人を会話させるとこも面白い。朝尾さんに関しては197話を含め、常に対極にあって、惹かれるキャラです。

    全体的に、映像的な派手さはないのに(出だしが処女喪失だっただけに(笑)色っぽいシーンが有るかと思いきや?エロさはなく)213話まで完読すれば、スルメのような味わいのストーリー。

    花笑さんを取り巻く各種キャラとの会話に考えさせられながら、生き様や、恋愛相手に対する想いに、どっぷり浸れるでしょう。

    読み進めるごとに、心地よくなった絵柄も いい雰囲気で、優しい気分になりながら、憎い演出の終わり方でした。

    • 38
全ての内容:全ての評価 11 - 20件目/全49件

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