3.0
そう来たかぁ。
どこにでもいそうな40代おばちゃん夏さんと、劇団員とリーマン掛け持ちしている色男(?)龍さんが密やかに恋愛をするお話。
私も境遇が夏さんに似ていることから、この作品に興味を持ちました。この恋がどういう結末になるのかを期待して。。
恋をすると素敵に見られたいし、相手に見られているなら素敵でいたいという気持ちになるの、すごーくよく分かるなぁと読みながら変に納得して。
でも、読んでいくにつれて、綺麗になっていく夏さんに対して息子のまきおくん以外の家族は、見た目や世間体を気にして、夏さんの変化を望んでいて、変わり始めたら始めたで、そのままでも良かったんじゃないかとか彼女をよく見てなかったとか反省しだして。。そもそも、このお父さんが龍さんに変な事を焚き付けなければおこりもしなかった出来事なわけで、、
まぁ、とにかくこの結末はいかに⁉️と期待していただけに、来世ではと言ってあのシーン。ん〜。そこまで気持ちが行っているのにも関わらず、お父さんとの会話が増えたって、、これはもはや夏さんの中で仮面夫婦と化してしまったんだろうなと推測。お互いに腹を割って話し合えない関係なんて、ホントこの先一緒にいる「だけ」の夫婦だよねと思うと、このお父さんが軽率なことを口にしなければなぁと思ったり。というか、そもそもこのお父さんが私にとってイラっとする存在だったのかも。自分から種まきしておきながら、手がつけられなくなったら当たり散らして。。
何はともあれ、もう少し違う最後がみたかった気がする。
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ふれなばおちん