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救い
すごくヘビーな内容なのに読んでしまうのは、きっと、物語の中だけでも救われたいから。きっと、現実はもっとうまくいかないことだらけだろう。誰かに頼ってもいいって、もっと思えたら、何か変わるかもしれない。
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19644位 ?
すごくヘビーな内容なのに読んでしまうのは、きっと、物語の中だけでも救われたいから。きっと、現実はもっとうまくいかないことだらけだろう。誰かに頼ってもいいって、もっと思えたら、何か変わるかもしれない。
どっちかというと、日々のやらかしで、周りからつまはじきにされることに怯えている私にとっては、すごく勇気をもらえた。やらかしていいし、笑っていいじゃん。笑ったら、きっと周りもハッピーだ!
このママはマジヤバい。最高。こんな風に人に愛情を持って、生活の労働を楽しむことができたらどんなにいいだろう。流れる物語の空間が清々しい。
この現実に胸が痛い。子どもが生まれた瞬間の喜び、この手に抱いたときの愛しさは、母は皆感じたはずだ。それから、24時間育児が始まると、思い通りにならないことばかりで、本当に過酷。人間はワンオペ育児できる脳じゃないんだから、いかに色んな人の手を借りられるかが大事だよね。そうしてたら、親も虐待しないかもしれない。親も初めから鬼じゃないんだから。
嫁と姑という、出口の見えないトンネルに入り込んでしまったような、果てが見えない状態にゾッとするけれど。誰からしら優しい人が過去と現在にいるから主人公は、明るさを保っているのだろう。明るさに救われる。頑張りすぎないで逃げてもいいとも思うのだけれど。
病院の待ち合い室で読んで、続きが気になって、買い始めた作品。医療の話もいいが、登場人物たちの人間模様がとても気になる。ハナちゃんかわいすぎる。
自分が積み上げてきてものが、巨大な力に押し潰される瞬間を描いていて、それが記憶に残っている。猛烈に働くのがいいかどうかもわからないけど、迷ったときに読みたくなる。彼と終わってから友達ができていくところが好き。
普通に生きてるように見える人も、一人一人が、とんでもない問題をかかえながら生きているという現実を、改めて見せてくれた作品。のぞいちゃいけないものをのぞいたようなドキドキ。
人の絵もいいのだが、人以外の風景や動物の絵がすごい美しい。それが物語のスリルを盛り上げていくのに効果的に作用している。何度か読み返して確認してもう一度読みたくなる。
これ以上に迫力とインパクトがある絵にあったことない。悪役の警察官の絵はマジヤバイ。トラウマなりそう。何年かに一度読み返してしまう。どちらかというと裏の世界の話で。勝つためなら汚いこともするのだけれど。今じゃ表の世界の方が汚くて、その汚さを隠そうともせずに開きなおっている気がしてくる。世界の金持ちを哲也がやつける回は、本当に痛快。
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新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語