乙卯さんの投稿一覧

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1 - 10件目/全11件
  1. 評価:4.000 4.0

    オタク令嬢

    ヒロインは、オタク令嬢で、身分を隠して社交界ネタの小説を上梓、その実益と趣味を兼ねた社交界観察にたいへん熱心、そのために影が薄すぎる自分のキャラを最大限活用しているという面白い設定。
    マリエル・クララックという名前は抜群にいいです。タイトルはこの名で勝ちが決まったようなもの。
    望外の超有料物件婚約者ができて、物語が始まります。自虐しながらも決して悲観せず、自分の“萌え”を追いかけながら、適宜人助けもしたりして、大いに状況を自分の人生を楽しんでいます。
    ということで、楽しく読ませてもらったのですが、
    私としては、最後の盛り上がりエピソードが、無理やり感強過ぎて引きました。ヒーローの弱みも取ってつけた感じでシラけるばかり…原作のあるコミカライズとのことですので仕方ないのかなと思いますが。最後のエピソードなきゃ星5、かもしれません?

    コマ割りマンガをタテコミに改作したもので白黒です。そこでミエル様の金髪!久々に『オスカル様』のようなゴージャスな金髪表現を見られてうれしゅうございました。

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  2. 評価:4.000 4.0

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    全30話完結。気軽に読めます!
    ストーリーを追って楽しみ、読み切りました。
    幸せを掴むまで自分の悔いをやり直せた、5回も!という夢のある設定は(笑)好きです。
    が!
    ところどころ説明っぽい運び方になるのが少し興醒め。
    ループを打ち明けられてそれを信じるならば、
    過去に自分が彼女を殺していることには当然ショックを受けると思うんですよ。
    そうするとなぜ過去の自分がそんなことをしたかを検証したくなる筈です、同じ轍を繰り返さないためには。
    そういうところサラーと流すのは、作者とページ数の都合に沿ってキャラクターが動いている感満々で、ちょっとシラけますね。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    ストーリーを追うのに頭を使います

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    素敵の片鱗がそこかしこにあるのですが、画力とストーリーテリングの技術が追いついていないのが惜しまれます。
    内容が流れやエピソードですんなり頭に入ってくることはなく、かなり複雑な背景のストーリーをたどたどしく語っています。
    行きつ戻りつついていくためには、詳細を記憶に留めかなり真剣に読み込む必要があります。でないと置いてけぼりになります。
    ということは、タテコミよりコマ割りの方が表現として適していると思われます。
    表紙の通り絵はきれいですが、デッサン力が微妙。静止状態ならともかく、動きのあるものは少々お粗末。人物の9頭身は、素直にかっこいいとは思えない違和感のあるバランス。
    背景画はネット上に素材があるんでしょうかね。カッコいいけれど、画一的な絵柄です。
    気の毒な生い立ちの子どもが溺愛されるようになるお話が好物なもので、読み切ってしまいました(笑)。
    転生者なのに幼稚なままなのは…精神が抑圧された状態で11年間、閉じ込められ人と交流を持たないで育てば、充分あり得ることでしょう。
    むしろ、頭は正気で心美しく身体は走れるくらいに保てている方が不思議ですが、きっと莫大な神聖力の賜物ということなんでしょうね。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    楽しく読みました

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    お話として破綻なくきちんと成立していますし、
    1話毎の内容もちゃんとあって読み応えありました。
    ロマンスを軸としながらも、皇室としての実務面に注力されていて、圧倒的不利な立場のヒロインがその辣腕ぶりで立場を挽回していくのが小気味よかったです。
    この手のお話ってヒロインライバルの小狡さにモヤモヤすることが多いです。このお話もまたそういう部分はあるのですが、頼もしい味方がいて巻き返したりスッパリやり返したりで決して泣き寝入りしないのが、精神衛生的にイイです。
    完結していますので、安心して読めます。
    なんだか気分的にはまってしまい、課金する手を止められませんでした(苦笑)。
    まぁ安定した画力がありますし不満はないのですが、皇室ロマンスものにしてはあまり品は感じません(笑)。転生ヒロインもきっぷのいい姉御肌的な印象であり、皇室を舞台にしながらなんとなく庶民的なお話です。人物とか。
    …ただ、これって悪女ですかね???(笑)

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    画力とコマ運びに堪えられるなら…!

    世界観やお話自体は面白いと思うのです。続きを追う手が止まらず最後まで読み切りましたから。
    人物も魅力的だと思います。特に公爵。
    このくらい傲岸だといっそ気持ちいい、だけど周囲は彼に対して言いたい放題できるのですから(笑)。素晴らしい!

    画力と話の進め方=コマ運びが残念です。
    アメコミ劇画タッチの絵柄は構わないのですが、拙すぎるし描線もたどたどしく美しくない、漫画としてはかなり残念です。
    さらに、スムーズに話が入ってくる話の組み立て運びになっていなくて、無意味なコマが多いです。
    そこを我慢できるならば、読めます!
    「夜を盗む」だなんて、すてきなセンスですもの。
    大矢ちきさんくらいの画力で読めたらよかったな…。

    絵柄から思うほどには過激なシーンはなかったです。
    敵の最終形はギャグかと思うほどでした。←画力の限界?

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    キレイな絵に惹かれて…

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    絵がきれいで、描き込みや構図、コマ割り漫画の味わいを楽しみました。
    海中の描き方、世界観も素敵でした。
    プロのお仕事として立派なできばえです。

    この家族は…ハッキリわかる虐待者よりタチが悪いといえます。善人面して搾取を続け、自分たちの思い通りにしてくれないとそれを悪くとるという、身勝手な人たち。
    現実でも形を変えながらこういう搾取ってありますね。胸が悪くなる気色悪い人たちです。
    この部分、自分のことに置き換えて心に響く方もいるのではないでしょうか。
    フォードさんが「気遣いにつけ込んでくる方の問題」「気遣いを恥じないでほしい」と言い切ったのは胸がすく思いでした。
    身近には〝フォードさん〟や〝王〟〝海務大臣〟は見当たらないかもしれないけれど、自らの力でそういう手合いを退けたり距離を置いたりすることを思いいたるといいですね。

    主人公は無自覚のまま搾取され続けていました。
    母を失った娘に「お父様がいる」と言ったくせに、後妻を迎えてあの体たらくの鈍感父親も許せないです。過失とはいえあんなことを仕出かした妻をそのまま遇するなんて!反吐が出そうです。
    災い転じて福じゃないが、主人公はきっかけを得て周囲に助けてくれる理解者がいて守ってくれ、搾取に気づき、距離をおくこと義母を赦すことはできないことをハッキリ言えたことはよかったですが…。
    たどり着いた結論は主人公らしい上品さで、私はなんかスッキリしなかったです(笑)。もっとコテンパンにしてやりたかった!
    少しスッキリしたのは、女中さんから奥様が家事に関与するなら後片付け要員をもっと増員しなくてはならないとズバリ言われたところ。身の程を思い知ればいい!

    しかし、どうでもよい家族は(王太子も!)は捨ておいて、耐えてきた主人公に相応しい素晴らしい未来が開けてとてもよかったと思います。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    大好き♪

    愛らしくて品がよくて、
    クスッと笑えるユーモアも散りばめられ、
    筋立てやキャラ設定がものすごーくしっかりしていて、読んでいてとても楽しく心地よいです。
    画づくりやストーリー展開が、昭和からの少女漫画育ちのオバチャンにもしっっっくりきて好感大です。
    縦読みじゃなくコマ割りの紙面で読めばよかったかな〜、つい手が止まらずここで課金してしまいました(笑)。
    王女様のドレスが愛らしくて品よくて♡たいへん好みです。
    そしてそして、幼年時代のルイスが「コマドリのように愛らしくて」大好きです! 少年時代もカワイイです。青年時代は…まぁイケメンでした( *´艸`)

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  8. 評価:5.000 5.0

    読み応えあるモノを好む方、オススメ!

    世界観がしっかり構築されているので、荒唐無稽な話もしっくり入ってきます。
    人物の性格など設定がしっかりしています。
    そして、ご都合主義のロマンチックさとかキレイゴト、一切ありません。つまりこういう性質だからこういう言動という納得感あります。生々しくキャラが立っています。そして、とても魅力的です。
    セリフがいい!…翻訳がぎこちない時がありますが、ストーリーテリングがバッチリなので頭の中でセリフを補完して対応しやすいです。
    ムリな引き伸ばし工作など感じさせず、適度なペースで話が運ばれるのも心地よいです。
    完結済みなので、モヤモヤせず自分のペースで楽しめます。
    画は、センスの片鱗を感じるところもあるにはあるのですが、…基礎のデッサンはちゃんと学んでおこうよ…と言いたくなります。
    が、それもいい作品だからこそ!残念さが無念!
    ゴージャスな画力のある漫画家さん──たとえば一条ゆかりさんレベルの── が、コマ割りで描き起こしてくれたら、どんなに愉快だろうと思いました。あ、でも、キャラデザインはそのままで、諸々上手に描いてほしいです(笑)。
    タイトルは、もしかすると原作のお国ではよく知られる言い回しなんでしょうか。そういうところ、文化圏の違いを少し感じました。

    私としては、ストーリーテリングは結婚商売よりずっと上、と思っています。
    内容がお好みに合うかは別ですけれども。

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  9. 評価:5.000 5.0

    幼子が愛されるお話が胸キュン♪

    無料分を読み進めながら、次が読みたくて辛抱ならんときは課金して、読了しました。
    当方、少女マンガを読んで半世紀。それなりに目も肥えてしまいました。
    画も筋運びも特別にうまいとは思わないですが、何かしら魅力があって読むのを止められませんでした(笑)。
    とにかく双子への溺愛を堪能いたしました。
    盛り上がりは50話あたりからですね。
    幼い子への溺愛ぶりと筋運びの兼ね合いに好感を持ったと思います。(溺愛だけなら他にも作品あるので)
    私としては溺愛ほのぼのストーリー部分をずっと読んでいたかったです(笑)。
    けれど、やはり物語には起伏が必要なのでしょう、戦いと成長の展開もあります!

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  10. 評価:5.000 5.0

    オススメです

    前提は荒唐無稽ですが、理解と納得ができるムリやり感のないお話の展開です。世界観がちゃんと構築されていて、面白いです。
    毎週の更新を楽しみにしていました。
    …が、他の作品でいつ再開されるかわからない不安に陥れられることが重なるにつれ、用心深くなりました。この作品を安心して楽しみたいので、(私にとって)区切りのよいところで完結を待つことにしました。
    2025年6月現在、連載休止中です。
    早い再開と堂々の完結を待ち望んでおります。

    当方半世紀に渡り少女マンガを読んできて、有名無名問わず、練り上げられたストーリーテリングと圧倒的画力の作品を読んできました。
    この作品のタテヨミならではの独特の作画と運びはあまり好みではありませんが、画力は鑑賞に堪えます。ドレスのセンスは好感大です。
    タイトルの後ろの画が毎回、その回にまつわるちょっとしたネタのような図柄になっているのも、楽しみです。

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