5.0
BLというよりミステリー寄り
75話まで読みました。BL?というレビューもあったけれど、読んだ感想は、展開が小説っぽいストーリーです。BLと片付けてしまうには惜しいかな。
人気小説家の木崎蓮は、幼い頃の事件を機に車椅子生活となっている。発表した新作の巻末メッセージの意味を巡って、眠っていたコトが少しずつ動き始め。
ヘルパー槙は、介護スタッフとして木崎蓮の担当となる。スタッフに暴言や横暴な態度の蓮に対しても、嫌な顔をしないで蓮の要望を察して対応する槙に、蓮も態度を軟化させてゆく。
みっともない姿であっても態度を変えない槙に、窮地に陥ったとき助けてを求めた蓮。家族や友達のいない蓮にとって、槙に対しての感情は友情か、恋心か、家族愛か。
槙の方は、蓮の作品のファンであり、蓮が小説家であることも知っていて。そして、蓮に好意も持っている。
蓮と槙が友だちになる頃、槙の兄ハルカが現れて。ハルカが蓮に敵意のような感情を抱いていることや、槙と蓮にどんな接点があったのかは70話以降で明らかに。
という展開からもミステリー寄りかな?と思ってしまい。
ここで描かれている感情は、同性が好き・異性が好きというより、好きになった人が◯◯◯だった、ということのような。
今後、物語がどう展開するのか気になります。このまま裸は無しで、人物の心情をしっかり描いてもらいたいなぁと思う作品です。
人気が出て、完結したら実写化しても良さそうですね。
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