ごろごろニャン太さんの投稿一覧

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41 - 50件目/全64件
  1. 評価:5.000 5.0

    たとえどんな形でも本質は変わらないから

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    最後の番外編まで読みました。
    修学旅行先の京都にある古い祠の前で自由時間中に爆睡した夏帆は、階段から落ちた拍子に過去にタイムリープ。授業をサボっていた茅野は、その時二人の夏帆を同時に目撃してしまい。夏帆の様子を探り始める。一匹狼でちょっとヤンキー風な茅野と、お人好しで素直な夏帆との距離が近くなり。実は真面目で面倒見の良い茅野を知り、時折見せる笑顔に惹かれてゆく夏帆。
    そんなとき、タイムリープするため飛び落りた一瞬姿が消えるのを生徒会長の柊に目撃され。柊が絡むことで、夏帆への気持ちに気づく茅野。(この辺り可愛かった)
    タイムリープを危険と考える茅野は夏帆とともに京都へ。
    人助けとして安易にタイムリープする夏帆に茅野は「過去を変えることは、これまでの出来事が無かったことになる」怖さを語る。
    気持ちを伝えられないまま夏休みが終わり、後輩に告白される茅野を目撃した夏帆は素直になれないままに、事故が起きてしまう。しかし、事故が起こったのは2時間以上前だった。。。

    物語の中盤、茅野くんが夏帆を意識し始めたくらいから面白くなります。
    後半は二人の仲も進展するか⁉︎とドキドキ。
    クライマックスは、コトの始まり修学旅行がキーワードとなり。
    最後はちょっと切ないですが、めでたくハッピーエンド。
    番外編は、夏帆と茅野のその後のお話ですが、棗くんが14歳にしては大人びた感じで同級生の未来ちゃんとのやりとりにホッコリ。

    エロもなく、最後まで安心して読める。
    本作家さん、学園モノはやっぱりイイですね。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    BLというよりミステリー寄り

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    75話まで読みました。BL?というレビューもあったけれど、読んだ感想は、展開が小説っぽいストーリーです。BLと片付けてしまうには惜しいかな。
    人気小説家の木崎蓮は、幼い頃の事件を機に車椅子生活となっている。発表した新作の巻末メッセージの意味を巡って、眠っていたコトが少しずつ動き始め。
    ヘルパー槙は、介護スタッフとして木崎蓮の担当となる。スタッフに暴言や横暴な態度の蓮に対しても、嫌な顔をしないで蓮の要望を察して対応する槙に、蓮も態度を軟化させてゆく。
    みっともない姿であっても態度を変えない槙に、窮地に陥ったとき助けてを求めた蓮。家族や友達のいない蓮にとって、槙に対しての感情は友情か、恋心か、家族愛か。
    槙の方は、蓮の作品のファンであり、蓮が小説家であることも知っていて。そして、蓮に好意も持っている。
    蓮と槙が友だちになる頃、槙の兄ハルカが現れて。ハルカが蓮に敵意のような感情を抱いていることや、槙と蓮にどんな接点があったのかは70話以降で明らかに。
    という展開からもミステリー寄りかな?と思ってしまい。
    ここで描かれている感情は、同性が好き・異性が好きというより、好きになった人が◯◯◯だった、ということのような。

    今後、物語がどう展開するのか気になります。このまま裸は無しで、人物の心情をしっかり描いてもらいたいなぁと思う作品です。
    人気が出て、完結したら実写化しても良さそうですね。

    • 14
  3. 評価:5.000 5.0

    葵ちゃんもモテるんです

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    高校で王子と呼ばれる同級生の柊聖と、アパートの隣人同士となった葵。ボヤ騒ぎで柊聖の部屋を水浸しにしたことから、同居することに。
    一緒に暮らすうちに葵は柊聖に惹かれ始めるわけで。柊聖の方は、初めから葵を気に入っていることは分かるけど、今一歩踏み込まない様子。

    最後まで読むと、柊聖が自分が独りじゃないって思える、安心できる居場所が葵ちゃんの傍で。ずっと求めていたもの、大切にしていたことだと分かってきます。いろんな出来事も、最後の謎解きを読むと同じ出来事も捉え方一つで全く違う見え方になって。柊聖も兄姉もお互いを想いあっているのに、すれ違ったり。真面目で真っ直ぐな葵が、ちゃんと言葉にして伝えてくれる。というのが、ストーリーの軸にあって。

    柊聖も滅茶苦茶モテますが、コチラはアイドル系で。(葵は顔で好きになったわけじゃないと言ってますけど)
    葵はガチでモテます。凌太、三条、玲苑と葵ちゃんの良さに気づく男子に柊聖も牽制しますが。

    最後は少女漫画的にはハッピーエンド。いい意味でどんでん返しです。高校卒業で終わってしまうけれど、学生生活や描かれてないですけど柊聖が選ぶ進路も波乱がありそうで、続編を読みたいなと思いながら。

    葵の実家は、いろんな意味で良いポイントになってて。柊聖が憧れる家庭像でありながら、葵と15歳離れた妹の存在や、父と母それぞれの想いなど。

    長編ですが、ハラハラ・ドキドキ楽しめる作品でした。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    結婚に対する考え方は変わるもの

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    お互いに仕事に対する姿勢や考え方を尊敬し、忙しい合間を縫っての逢瀬。元恋人の桜邑子によって「結婚を意識していない」から「結婚したくない」になってしまった竜。自分の実家のような専業主婦となる家庭を理想とするあすか。恋人同士だと心地よい関係も、年月と年齢を重ね、キャリアアップ、左遷、遠距離恋愛を経験して。やっぱり、親に紹介出来ない相手って辛い。
    竜のキャリアアップに自分が足枷になると、あすかは竜に別れを切り出します。「やっと、あすかの気持ちがわかったよ。今までごめん。今度は俺が待つよ」と竜が変わってから3年。お互い離れた間にキャリアアップできて、ちょうどいい空白期間を経て再会。
    竜もだけど、あすかもホントに仕事にやりがいを持ってスキルアップを苦に思わないところは、男前な感じです
    男性は自分のキャリアに自信が持てた時になって「結婚しよう」と思うらしく。このタイミングと女性のキャリアアップしたい❗️というタイミングが同じだと破局だけど、ちょっとだけズレてるとうまくいく。
    あすかのお母さんが、「専業主婦になりたかったわけではなくて、もっと働きたかった。その時々で変わってもいいのよ」という言葉もいい良かった。
    竜もあすかも、いつ寝てるの⁉︎っていうくらい仕事も家事も完璧過ぎてハイスペックカップル。
    最後はハッピーエンドで一安心。
    ソサエテの神谷さん、あすかは同士であって恋人にはならないんですよ。たぶん求めているものが違うと思う。別の人と幸せになって欲しいな。
    たまに、竜なのか、神谷さんなのか絵だけで判断出来ないときがあり、もうチョイとキャラを描き分けてもらいたいなと。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    男性キャラが秀逸

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    桜庭ひかり29歳、お見合いを断るための代役を、氷堂課長の申し出で引き受けてくれることに。仕事を離れて急接近した二人はお互いの惹かれて初めて、、、

    「鬼上司が・・・」の男性キャラが好みで、こちら作者買いです。
    絵はそれほど上手でないですし、まだまだ荒削り感もあり、女の子は幼い系ですが、男性キャラは秀逸です。

    仕事ができる男性のスーツ姿、切れ長の目、ふとした表情や仕草など。肩幅が広く男らしい骨格がいい感じです。
    カッコイイ感じが、ちょっと崩れて照れる笑顔にキュンキュンします。スーツ萌えなら間違いなし❗️
    エロ少なめでも良いので、今後も、男性キャラ描写(顔、仕草、全身スタイル)に磨きをかけて頂きたい❗️

    • 23
  6. 評価:5.000 5.0

    心が温まる作品です

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    タイトル「町田くんの世界」どんな内容なのかと思いきや。
    高校生の眼鏡男子、町田くんのは、ルックスも悪くなく一見アタマ良さそうですが。
    実際のところ、成績は平均以下、徒競走も人並み以下しかも、かなり手先は不器用で。ホント大丈夫か?と思いそうですが。
    「お前は得意なところを伸ばせばいい」と教師から言われて、自分に得意なところがあるのかと悩む町田くんですが。実は天性の「人タラシ」

    「周りの人を“家族”だと思って、その人は誰かの”家族”だって思って見れば」と、困っている人を放って置けずに関わってしまいます。町田くんは「助ける」じゃなくて、その人が困ったり悩んだり時には沈黙する傍に寄り添って、「どうすればその人らしい笑顔になってくれるか」「僕に出来る事」を考え行動して。決して押し付けじゃないところが素敵すぎて、心に響き。老若男女問わずオトして(惚れさせて)ゆきます。(毎日、誰かオトされている)

    6人兄弟の長男で家事も育児も手伝うし、弟妹の面倒もよく見るし、お父さんはアマゾンに単身赴任で普通ならちょっと拗ねそうな家庭環境も町田くんにとっては幸せそのもので。(お母さんが上手なのもある)
    というのが、ストーリーの中心なので、恋愛のラブラブではないですが、町田くんの寄り添い方は時には予想外なことでドキドキすることも。

    影のアイドルとも呼ばれて、バレンタインデーにチョコレートをたくさ貰って弟妹に配るのが普通だと思うように、距離感や恋愛感情には疎い町田くんが、同級生の猪原さんの家族や過去の悩みに関わることで恋に気づきいてゆく過程を描いた心温まるお話でした。

    好きなキャラは、冒頭から登場する栄さん。ちょっと大人びた雰囲気で町田くんの理解者で。ちょっとズレた町田くんをいい感じにアシストしてくれて、猪原さんとの仲も取り持ってくれるポジション。

    続きを読みたい気もするけど、高校生くらいの町田くんがピュアな感じで旬なのかな。
    人付き合いに疲れたり、家族との関わり方で悩んだ時に、読み返そうかと思う作品でした。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    繰り返し読んでしまう!!

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    脚本家の茅野史音は、仕事一筋なため経験不足から恋愛が表現できずに伸び悩んでいるところ、二度の偶然でイケメン不動産屋の神谷志貴に出会う。営業スマイル、巧みな女性エスコートの神原に脚本舞台のマンション内覧を依頼したことから、ひょんな弾みで「疑似恋愛」を依頼。史音が売れっ子になったら8000万円のマンションを購入する約束で疑似恋愛がスタート。お互いに憎からず思いながら、真っ直ぐな史音に次第に菅原が惹かれ始め、、、
    この作者さんの作品で、イチ押しです。
    全2巻完結 。
    志貴さんがどのあたりから意識したのか?史音はどうかしら?プロデューサー小見さんの存在は!?って読み返しても飽きません。
    読後感もスッキリして、星5つ文句なしでした!

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    僕、常々考えているんですけど

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    7巻まで読みました。
    整(ととのう)くんの「僕、常々考えているんですけど、」「僕、ときどき考えるんですけど」のフレーズが好きです。
    この後、整くんが語る内容を巻き戻して見ると、なるほど、読んでる途中のモヤモヤした違和感がスッキリします。(多分、作品として伏線を張っているので、やはり気がかりな印象を受ける)
    ライカちゃんと一緒の焼肉屋で注文が分からず「参りました」は可愛かった。
    「いっぱい考えて、誰かに話そう」小さな整くんに話しかけてくれた喜和さんが既に亡くなってしまっていたのは残念過ぎて。
    ライカちゃんも次の春には生きていないと話すし。
    途中は、我路(ガロ)君のストーリーになり整くんは出てきませんが、ガロくん好きなので全く不満ありません。
    いつ完結するか分からないですが、願わくば、整くんがお爺ちゃんになるまで長生きして、ラストは幸せになって欲しいです。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    最後はあっさり終わってしまう

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    妄想女子の木絵と、王子の光正のラブストーリーが終始続くのかと思いきや。「高台家の人々」の祖父母、父母を含めたこれまでの生い立ち、光正、茂子、和正の兄姉弟のこれからの恋愛が描かれていて。
    木絵のお父さんから「木絵のどこがいいのか?」と聞かれたら光正が「嫌なことも悪いことも、独自の空想で乗り越えてゆく木絵の強さに惹かれた」というところ。ああ、そう思ったんだと。
    テレパスの苦悩の中で木絵を見つけた光正によって高台家に希望の風が吹き込む、優しいお話しでした。
    最後が、あっさり終わってしまい、若干物足りなさもありますが、総じて面白く読めました。
    アンおばあさまが一途で可愛らしかった。茂子ちゃんも幸せになって欲しいな。
    和正は、とりあえず頑張れ。

    • 3
  10. 評価:5.000 5.0

    学生時代、みんな悩んでるんだね

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    無料分読んで、結局は冊子で30巻揃えました。初めは単純に貞子ちゃんが可愛かったから、読み続けたかな。

    中学から高校って、環境が変わるし、当然友達も変わるし、自分で考えて選択してゆくことが増える時なんだよね。ある意味、自分らしさを見出せるチャンスで、っていうことを教えてくれる作品でした。

    爽子は友だちと仲良く出来なくて、ずっと悩んでいるけれど、あくまでポジティブ。失敗しても次はどうしようかな?友だちに勉強を教える妄想をして勉強が楽しい、とか。後半に「黒沼は自分がやりたいことを、ずっとやってきている」(風早くん)、「爽子を弱い子だって思ってるかもしれないけど。無視されても挨拶し続ける子だよ。」(矢野ちん)
    そういう芯の強い子に惹かれてゆくのだと。

    ここに出てくる登場人物は、良くも悪くも目立つタイプでレッテルを貼られてしまっていて。貞子だけじゃなくて、爽やかな風早くん、直ぐにヤレそうな矢野ちん、怖そうな吉田さん、男に媚びる胡桃沢、ついでにアホなピン。

    それぞれに、レッテルと自分自身の内面ギャップにもがきながら、自分らしさを理解してくれる友だちや先生に出会い、高校生活だけじゃなく、将来を選択してゆく過程が、青春というか甘酸っぱい感じ。

    その意味では貞子のキャラが際立っていて、不器用さや、ひたむきさが、周囲を素直にさせてゆく、物語としては優しい作品です。

    後半は急にピンが教師らしくなり、どの子の良さや可能性を信じて、たとえ友だちと離れたとしても、将来をよく考えることを諭したり。

    実は、最初から最後まで苦悩していたのは風早くんで。その視点で読み直すと、また違った味わいが出るかと。

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