5.0
青春!!
中学生の娘が吹奏楽部に入部したのをきっかけに読み始めました。
娘もピアノ経験なく音楽初心者での入部、しかも楽器もトランペットに決まり、主人公のつばさは我が娘か?と完全に親目線。
家族で共有したかったのもあり、紙の本を全巻揃えました。
はじめのうちは、つばさの突っ走った行動にイラッとして、特に負け試合で1人校歌を演奏しちゃうなんてありえない!と寒気すらしました。
でもつばさはいつも一生懸命(すぎる)。
あんなに努力できるなんて素晴らしいし、だんだん応援したい気持ちになり、メンバーに選ばれるのか?とハラハラドキドキ手に汗握っていました。
ラストは予想通りだったのですが、そのラストまでの紆余曲折が学生生活あるあるなんだけど、うまくドラマ化されているというか、現実的だけどファンタジーというか、とにかくとても上手な作品でした。
(ただ、2年生・3年生のお話はちょっと早くて、あと1〜2巻伸ばしてほしかったような気もします)
何よりこの作品ですごいのは大介くん!
彼は何なんでしょう?
つばさのピンチには的確なアドバイスをしたり、野球に対する精神面がとにかく強いし、本当に高校生なのか?と。
終始つばさのことを大事に思う気持ちもひしひしと伝わってきて、もちろんつばさも大介くんを大切に想っていて、いいなー。
ステキなカップルです。
大学生になった2人、大人になった2人の短編番外編が読みたいくらいです!
全巻読み終わり、青春いいな!と爽やかになるお話です。
- 5
青空エール