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なんだろう この肌にしみいるような寂しさは。
このお母さんは、とても明るくて、優しくて、料理も作って、スポーツもできた。子どもたちにとって、ほんとうに大切な人だった。なのに、アルツハイマーという病になって、大切な日常が壊れていってしまった。お母さんは、どんなに悔しかったことだろう。かわってゆくお母さんをみて、子どもはどんなに苦しかっただろう。読み進めていけばいくほど、つらくてたまらなくなりました。病というものは、こうやって、音もなく忍び寄ってきて、すべてを破壊してしまう。病は、どうしようもないことかもしれないけれど、憎まずにはいられない気持ちになりました。お母さん、かわいそうでたまらなかったです。稚拙な感想ですみません…。
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48歳で認知症になった母