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アオハルに胸がキュウキュウする。そんな対象で見たこともない女にそんなこと、言ったりしたりするなんて残酷!
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アオハルに胸がキュウキュウする。そんな対象で見たこともない女にそんなこと、言ったりしたりするなんて残酷!
登場人物が魅力的でストーリーも文句なく面白い。長編なのに飽きないのは流石。しかもその上繰り返し何度でも読める。お値打ち品といっていいのかも。
いたずらで茶目っ気があって、狡くて可愛くて鬼のように強い。一部の人間の目には非常にチャーミングなのだけど、多くの人からは何故か嫌われる彼の姿に、在りし日の朝青龍を重ね見た。読後感はサイコー!
本書の蝶子さんと、マダムジョーカーの蘭子さんはとても似ている。そっくりだと言っていい。しかしまた全然違いもする。どちらも豪快で可愛くて魅力的な女性による勧善懲悪劇。愉快痛快なのは両者同じ。
「美しい」ということ、「美しくある」ということ、それはどういうことなのかを高城礼子は私達に教えてくれる。それはまず「美しくありたい」という気構えであり、洗練された趣味のよさであり、優雅な立ち居振舞いであり、機知に富んだ会話の上にある。その土台の上にさっと刷毛で撫でるようにメイクがあるのだ。どれほど巧みなメイクアップであろうと、中身のない人間の顔は輝かない。
何もかも捨てて愛する男の胸に飛び込んだ、夢見るお城のお姫様。貧しい中にも毎日を丁寧に彩って、と設定では清く貧しく美しく、愛に満ちた日々のはずながら、清貧とはとても言えない優雅で豊かな暮らしぶりですが、少女漫画とはこういうものです(笑)大人の童話として読むなら幸せになれる物語。
毎日顔を付き合わせている相手の見分けがつかないとか、こんな状況でフォーリンラブとか、恋花夢が詰まった少女漫画の王道ですが、最後まで一気呵成に読まされました。大人買い必須☆
メイクアップのテクニックはどうしても流行があるので、本書がメイクの指南書にはなり得ないのが残念過ぎる!
雑誌掲載を読んでいたので、本書は懐かしい一冊となりました。真面目であることと規律正しいことが、これほど優雅に描かれた作品もないでしょう(笑)
よくこんな緻密な設定を思いついたものだ。それがクリエイターが与えられたギフトなのだろうけれど、どのエピソードも心に刺さる。このサトラレの世界が、性善説の上に構築されていることに安堵するのは私だけだろうか?
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