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歴史としてもドラマとしても読み応えがある
歴史は見方でいろいろ変わるから、このような見方をしても面白いと思うし、ドラマとしてとらえても歯がゆさ・じれったさを引きずりすぎずにすっきりできるので疲れなくていい。
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164677位 ?
歴史は見方でいろいろ変わるから、このような見方をしても面白いと思うし、ドラマとしてとらえても歯がゆさ・じれったさを引きずりすぎずにすっきりできるので疲れなくていい。
展開が読めないからスリリングである。それゆえ毎回新鮮に読むことができる。それは二人の対極のスーパーマンを描いていることで生まれるのであろう。
歴史を知っていても先が読めないほどドラマチックである。僧侶の問答や風俗など、常識を覆されておもしろい。商売の渡り方も早く先を知りたくなってうずうずする。
旧来からの日本の社会のひずみを掘り起こし、それに現代的に立ち向かうのがおもしろい。それでいてその手法は割と古臭かったりして、いい意味で落ち着かない。
フィクションとノンフィクションが絶妙に絡み合い、想像力を掻き立てられておもしろい。本当にそんなことがあったのだろうか?と真剣に考えてしまう。
前作の継承ではあるが、舞台のスケールがちがう、今回はデカすぎる。それは年代の幅であり、地域の幅である。だから展開が読めないのがおもしろい。
フィクションであるのだろうが、過去の歴史に基づく有名な顔ぶれにワクワクさせられる。歴史の違う見方ができるようで面白い。
寿司屋魚に対する情熱や江戸前に対する尊敬がある。若者の視線から江戸前という伝統を守るためにはどのような心構えがいるのかを感じる。
寿司、江戸前のことだけでなく高度成長期の東京の表裏、その風俗まで勉強できる。ただ面白いだけの作品でないことは間違いない。
自由な生き方がいい。読み手が今日一日どんなことがあったとしても、気楽に読める主人公とストーリーだ。漫画の原点のような気がする。
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国が燃える