3.0
その後や、その前や、隙間の物語
本編のエピソードの、前や後や間に挟まれる、さまざまなエピソードが盛りだくさん。いろんなキャラクターの側面の物語を見ることができて、私は楽しかったです。
オールドファンには、どうでしょう?微妙かもしれません。
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本編のエピソードの、前や後や間に挟まれる、さまざまなエピソードが盛りだくさん。いろんなキャラクターの側面の物語を見ることができて、私は楽しかったです。
オールドファンには、どうでしょう?微妙かもしれません。
たんなる逆ハーレムではなく。男も女も、みんな一生懸命に生きているし。
史実や史文がさりげなく引用されているのが、それはそれでこの物語とマッチするようなものを選んでいるところが、非常に上手い。
朝ご飯をきっかけに、長く付き合ってきて倦怠期っぽくなってきた彼と別れて、新しい生活をはじめる主人公に共感する女性は多いと思います。
周囲の女性達も、それぞれに魅力的。
箱根で朝からお豆腐たべる話が、なんか泣けました。
ほぼつねにお酒のアテ一品と、お酒の組み合わせを、それぞれに敬意を持って美味しくいただいているところが、とても良いです。
私自身はそんなに酒飲みではないのですが、こんな風に1人で飲んで食べるのも楽しそうだと思いました。
というのが、いっぱい出てきます。
彼らに対する、容赦ない女性達の言動が潔くて楽しい(現実的には、なかなかこうはいかないので。それも含めて)
前半では身分差が、後半では家同士の確執が、間に立ちはだかる2人の愛の物語。
ヒロインが健気で真摯で、その中でも本当に必要な時に勇気を持って行動できる女性なのご魅力的でした。
作者にどんな心境の変化があったのか、それとも新たな扉が突然に開いたのか。完結していた物語が、また動き出し。でも、エドガーやアランの時間は止まったまま。
どんな物語が紡がれるのか、楽しみです。
夫に愛されていない(でも子供は産まなければ)と決心したエイミーが、執事に協力を求めて一世一代の計画を立て実行していくパワーが凄い。愛のために人がどこまで勇気を持てるのか、考えさせられました。執事の片思いも切ない。
ヒーローの事情、ヒロインの事情が、それぞれに深くあって。
かつ、お互いに根は誠実な善人同士、それが通じ合って良かったです。
侍従さんとメイドさんの隠れカップルも良い。
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ベルサイユのばら エピソード編