5.0
実践編
マルコがいなくて寂しいけれど、いよいよナポリから故郷日本へ、基礎編から実践編へ、オリベが日本でその知識と技術と人間力?を発揮する。
実は日本の、特に江戸文化にも造詣の深いオリベ。以前のシリーズで日本に一時帰国したことはあったものの、今シリーズはしっかり腰を据えて日本人のための仕立てに取り組んでいるのが興味深い。
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マルコがいなくて寂しいけれど、いよいよナポリから故郷日本へ、基礎編から実践編へ、オリベが日本でその知識と技術と人間力?を発揮する。
実は日本の、特に江戸文化にも造詣の深いオリベ。以前のシリーズで日本に一時帰国したことはあったものの、今シリーズはしっかり腰を据えて日本人のための仕立てに取り組んでいるのが興味深い。
のだめカンタービレで知られる二ノ宮先生が、のだめを描き始めるころ、もう一本考えていた企画がこの質屋さんのお話のようで。のだめと千秋先輩の構図と同じく、天才肌?で宝石のオーラが見える女の子と、何か生い立ちに曰くありげなスマートでクールなイケメンが主人公。安定の面白さです。
もう、完結しなくてもいいというか、これ以上続かない方が夢があるかも、という、既に圧倒的名作である本作。紅天女への煽りがずーっとすごかったので、一体どんなラストになるんだろうかと思っていたが、もうこのまま未完で終わった方が読者それぞれの紅天女がきれいなままでいられそうな気がする。
最初は、勧善懲悪というか、できないやつをできるやつが駆逐してハッピーという話かと思いましたが、話が進むにつれて誰が悪で誰が善、というより誰がどんな思惑で動いているのかどんどんわからなくなっていきます。これはもしかして良質なミステリー?更新が待ち望まれます。
無料で読める冒頭のエピソードは、この作品の中でも一番グロいというかエグい設定のお話で、ここを見てもこの作品の通常の雰囲気はちょっとつかめないかも…。全編通して美術や歴史に関する様々なストーリーが展開されます。以前全巻持っていましたが、売ってしまって後悔。
細野先生の漫画はどれも独特の美意識に貫かれている気がするのですが、その美たるものとはなんぞや、という問いかけが直接的に描かれた作品だと思います。こぎれいなギャラリーに汚い自室、美しい美術品に醜い人の欲、物事の表と裏をフジタという魅力的なキャラクターが横断するさまが痛快です。
特にバレエは外見上の適性が重要で、そこをクリアした上で持って生まれた運動神経、芸術性、カリスマ性などを磨きつつ努力し、その中でも成功するのは一握りの人間という、とほうもない芸術である。それのもつ狂気のようなものを、この作品はとてもよく表現していると思う。
逆境に置かれた人が、なんとか紆余曲折しながら道を進んでいって、土壇場でその紆余曲折していた間に身につけた技術や考え方、人間性などが力となって、見事花開く話が大好きだ。まだ数話読んでみただけなのだが、この物語がそういったお話であればいいなと思っています。
うまいといっていい絵面なのかは疑問に思うときもあるけど、そのぎこちなさがより中世のヨーロッパ感を醸し出している気がして結構好き。話が進んでいるようないないような、でも個人的にはアシシが出てくるだけで眼福なのでずっと読み続けます。ずっと長生きしてほしい。
もしかしたら野球をやっている人には常識?と思えることも、全くの門外漢にはとても新鮮。どんなことでも、それを極めた人には何かしら目から鱗なノウハウがあるんでしょうね。野球をキャッチャー目線で見ることもなかなかないので面白かったです。
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