4.0
総評としては文句なしに面白い。けど…
面白くて、最新刊まで一気に読んでしまいました。
ストーリーは他の悪役令嬢ものとはちょっと一線を画し、ご都合主義も大してなくすっきりとまとまっていて読みやすい。
作画も本当に綺麗で、ヒロイン(悪役令嬢)たちみんな好きになれる。
ただ⭐︎をマイナスしてしまったのは、最後の最後にある、悪役令嬢ものでは敵役になりがち聖女「アイニ・ミッコラ」の話の所為。
アイニの苦悩もわからいではない。確かに不幸な生い立ちだし、「平等」に拘り貴族社会に疑問を持つのはわかる。
だが、オルヴァのことは「婚約者を大事にしない」と拒絶するのに、王子とは“ワンチャン”を狙っている精神がマジで理解できない。
セラフィーナが「結婚は義務」と発言したとあんなに怒るほどだったと言うことは、少なからず恋愛感情がある関係だと思っていたはずだろう。
それなのに王子と恋愛を夢を見て、一方でオルヴァのことは「婚約者を大事にしない」と両断する。
さらに言えば、オルヴァが「婚約者を大事にしない」と言うくせに、婚約者であるサンドラにオルヴァとべたべた触れ合うことを注意されても知らぬ存ぜぬを突き通し、一緒の外出(しかもその日サンドラとの先約があったことは聞いていておかしくないシーンがある)やプレゼントを嬉々として受け取っているのは紛れもないアイニ本人。
明らかに自分に都合の良い行為は「浮気じゃない」「ただの友人」と片付け、サウリが明らかに姉を冷遇していることも何も言わない。
そんな女子なのだが、結果アイニは当時の行動を特段恥じることも反省することもなく「聖女」として成功するエンディングにいまいち納得がいかない…;
と言うわけでその点だけで⭐︎マイナスしましたが、全体としては本当に面白いし、1話1話が短く完結するので読みやすいです。
おすすめ。
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悪役令嬢たちは揺るがない