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1 - 4件目/全4件

  1. 評価:2.000 2.0

    雪の世界の意味が深い

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    生まれつき耳が聴こえない雪が出会ったのは、さまざまな国にを旅している逸臣。
    電車の中で助けてもらったのをきっかけに知り合った二人は、同じ大学の学生でした。
    電車でも、大学でも、雪に対して物怖じしない逸臣は、雪の世界に入れて、と伝えてきて、雪は逸臣のことが気になってしかたがなくなってしまう。
    雪はこれが恋だ。と、落ち着かない日々をおくりながら、逸臣に頼まれて手話を教えることになります。
    しかし、逸臣のことをよく知るイトコは、逸臣が雪にかまうのは、新しい世界を知りたいだけなのではないかと心配する。
    それは、逸臣の夢が、色々な国のことや世界のことを知って、海外の学校で子供達に勉強を教えることだからだ。
    始まりそうで始まらない恋は、まるで降り積もる雪のようで、静かにゆっくりと進んでいく、刺激がほしい方には向かない内容。
    セリフなどがよく考えられていて、逸臣が雪をどう思っているのか、やきもきしながら先を読みたくなってしまう。
    初々しい雪が緊張したり、恥ずかしがる姿に心が温まる。
    雪の視点で語られるところが多く、耳が聴こえないということで生じる遠慮や純粋な疑問にも、ハッとさせられる物語。
    グローバルな視点をもった逸臣に、雪が強く惹かれる気持がわかる。
    これからは、もっと逸臣の雪への気持が描かれるのを期待してしまう。
    障害を含んだ作品としては深刻さはなく、恋愛漫画として楽しめる一冊です。

    • 57
  2. 評価:2.000 2.0

    賛否両論よくわかる

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    賛否両論あるのはわかるけれど、70歳で母になる選択は、とても尊く、勇気のいることだと思います。
    障害児だったら、とか子供が大きくなるまで、生きていられるのか、とかは、大なり小なりどの夫婦にもあることであり、子供は生きたがって産まれてくるのだ。どんな子供でも受け止めるつもりで、子供に関わっていくことで、親になれるのではないでしょうか。
    子供が産まれたから親になるのではなく、愛情を注ぎ、その成長を見守り、大事に育てることで親になれるなら、それらの密度こそ重要で、時間は関係ないと思いたい。
    なぜなら、この物語で未来ちゃんは切望されて産まれくるからだ。
    この先、未来ちゃんが両親を亡くして、施設で育つことになっても、それは、不幸なのでしょうか。
    周りとは違うということを、槍玉にあげることは、イジメや差別に繋がる考え方で、本来、みんな違っている部分があってよいのです。
    確かに、実際の子育てはもっとハードで、漫画らしく、いいとこ取りしているところもあるかもしれないが、問題が起こってもなんとか乗り越えていく家族にエールを贈りたい。
    フィクションだから言えることかもしれないが、未来ちゃんは今の夕子さんの元に産まれるべくして、産まれてきたのだと思えてしまう。

    • 8
  3. 評価:2.000 2.0

    薬師が謎とき!

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    人攫いにあい、売られた先の後宮で働くことになった猫猫。
    しかし、猫猫がいる後宮内で連続不審死が起こり、元薬師の血がうずき、こっそり不審死の謎を暴く助言をしてしまう。
    年季が明けるまで静かに暮らしたかった猫猫だが、後宮で働く壬氏にくだんの助言をしたことを見抜かれてしまい、腕をかわれて、毒味役として働くことになる。
    けれど、壬氏が持ち込む厄介事は、一筋縄ではいかないものばかり。
    壬氏が猫猫を気に入り、なにかとちょっかいをかけてくる恋愛要素もあり、塩対応な猫猫に苦笑が漏れるところも楽しめます。
    恋愛より、薬が好きという猫猫も変わり者で、宮廷の薬の豊富さに感動したり、毒味をして、恍惚としていたり、普通の女の子では、ありえない行動は、読み手を惹きつけます。
    事件以外のラブストーリーにも期待しつつ先を読みたくなる作品。
    同じタイトルで二人の漫画家さんが漫画を描いてるので、その点気をつけて、購入してください。
    読み比べてみるのも面白いかもしれません。

    • 1
  4. 評価:2.000 2.0

    一途系の恋愛漫画では必見

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    武家の娘でありながら、両親を失い吉原にやってきた朱音には、両親の敵を打つという目標があり、わずかな手がかりを元に、犯人を捕まえるため、吉原でのし上がっでいこうと決めていたのだが、朱音に目を付けたのは、高利貸しの若旦那、近江屋惣右介で、武家嫌いな彼から、まさかの見受け話がやってくる。
    有名人の若旦那を袖にしたことで朱音は一躍時の人になってしまう。
    若旦那からのアプローチに心を揺らしながら、復讐が叶って家が再建されれば、身分違いの恋。
    吉原は一夜の夢を見るところ、と寄添えば、離れている間がもどかしい。
    ままならない恋を抱えて、両親の敵を探す。恋愛とサスペンスを織り交ぜたストーリーは、読む人を惹きつける最高のスパイスになっています。
    時代背景もよく考えられていて、花魁の哀しくも美しい様子は女性の生き方として、考えさせられます。
    女を売ることは一概に不幸ではない。花を競いあい。高みに登るのも一興。幸せは掴み取る物。という女の世界で朱音は若旦那との未来を勝ち取り、両親の敵討ちができるのか。つい、先が気になってしまう。

    • 0
全ての内容:★★☆☆☆ 1 - 4件目/全4件

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