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苦い「完全勝利」
そもそも論として、浮気する相手が悪いし、浮気をされた側が深く傷付くのも無理はない話。だから、この主人公の行動を、理解はできなくはない。ただ、完全勝利に至る過程に共感を覚えるのは難しい。それほど、完全勝利が難しいということを逆説的に描いたと言えるのかも。読後感はかなり芳しくないので要注意
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そもそも論として、浮気する相手が悪いし、浮気をされた側が深く傷付くのも無理はない話。だから、この主人公の行動を、理解はできなくはない。ただ、完全勝利に至る過程に共感を覚えるのは難しい。それほど、完全勝利が難しいということを逆説的に描いたと言えるのかも。読後感はかなり芳しくないので要注意
ママ友という微妙で壊れやすい関係性に焦点を当てた群像劇。本当のことなんて、誰にも分からないけど、分からないということを分かった上で、心地よい関係性を模索する必要があるんだろうなあ。色々考えさせられる話でした。
この作者、レタスクラブという雑誌としては異端の作品を出しているようですが、読んでいて嫌な気持ちにはならない範囲で「本音」を描く塩梅がとても上手だなと感心しています
主人公の猪突猛進というかバカポジティブぶりは見ていて気持ちいい。それを優しく見守る温かい人たちも心地よい。リアリティーからはさすがに遠ざかってしまっているようにも思えるが、こういうファンタジーもあっていいと思う
30年以上前に描かれた作品なので現在の状況とずれている部分はどうしても否めないが、人間というものについて考えるにはうってつけの作品だと思う。
中でも主人公の右手に寄生し奇妙な共同生活を送ることになった「ミギー」のキャラクターは絶妙で実に興味深い。アニメ化もされているが、そちらもお薦め(ただ、原作発表から間が開いたので、時代に合わせるために相当改変されているが、それを含めてうまくできている)
主人公の葦人は圧倒的に魅力的で、あっという間に物語に引き込む力がある。ただ、この漫画の肝は監督、コーチなどの指導者たちにあると思う。惜しまれるのが(漫画の宿命ではあるが)最早5レーンが世界標準となりつつあることか。作品の構想段階ではぶっちぎりの最新理論だったのだろうが、このペースではあっという間に時代に追い抜かれるかも…
うつ病などの精神疾患を患った人の家族がどう病気に向き合えばいいか、というのはとても大切なことだとは思うのだが、参考になる情報があまりない、というのは確かに大変なことだと思う。この漫画が、そうした人々のためになるものの一つとなるのだろう
作者の好みなんだろうけど、主人公を猫っぽいキャラクターにしたのがとても効果的だと思える。うつ病、双極性障害という重たい話題を冷静に読み進めるのには、あまりにリアルな画風だと辛いかな、とも思うので。作者の体調次第だが、続編に期待したい
登場人物のキャラクター設定が、どこかで聞いたことがありそうでいて、実はかなりユニークで、読んでいて興味をそそられる。続きを読むのが待ち遠しい。完結までとなると相当時間がかかりそうだけど、楽しみです
とにかく絵が下手くそで酷い。同人誌としてコミケで売るぐらいならそれもアリかもしれないが、商業レベルに乗せるのはいかがなものかと思う。原作ファンが見たら失望するのは間違いなし。海坊主が主人公の外伝というのは悪くはないのだが…
特殊清掃という大変な仕事を、グロさや重さを軽減しながらリスペクトを忘れずに描く筆致が見事。今後も楽しみです
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