4.0
親心の難しさ
子どもを思う親の気持ちの難しさが、ひたひたと伝わってくるストーリーです。子どもを思うからこそ、迷いあるいは徹底した意志で子どもと向き合う。先はわからない子育ての中にあって、王族という特殊さも加わり、親の後悔の念に親身に考えさせられる物語です。
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子どもを思う親の気持ちの難しさが、ひたひたと伝わってくるストーリーです。子どもを思うからこそ、迷いあるいは徹底した意志で子どもと向き合う。先はわからない子育ての中にあって、王族という特殊さも加わり、親の後悔の念に親身に考えさせられる物語です。
感性や美意識、センスが求められる職種や、教育を受けている人々が登場する物語なのですが…。物語の進み方?人間関係の展開や感情の動き機敏の表現が、イベントや事象をひとつひとつ根拠があり、その説明がありそして、その結果として感情が芽生えたり、変化したりと整然と進んで行く感じが、理系を思わせる…。登場人物は、クリエイティブな世界で働いているのに、その差が面白く、また、無理矢理な展開でないところが好きです。
物語として面白可笑しく楽しませていてます。
…と、読み進むうちに妙な既視感を感じてふと思い出すと、
これまでの人間関係や、親しい人に似てる思考・言動の人がいるわ…と(爆笑)
言われる人の気持ち想像できないんかなあ、場の雰囲気を読み取れない人なんかなぁ、と思ってたらこういう動機やったんかもしれない、更にはマウンティングとはこういうものか、と今頃気づきました。
作者さんの人格描写がきちんとしていて、じわじわリアリティを感じてます。
本田さんが本サバ系と言うより、彼女はきちんとした平衡感覚持ってるなぁ、社会人だなぁって思って気持ちよく感情移入してます。
何を人に知られて恥ずかしいと感じるかは、人それぞれ。それで、その先の人生身構えてしまう気持ち、とても共感できます。そのガードをどれだけ下げさせてくれるか、宇多川君に超期待です!
ひなちゃんの常識的なところ、たまに社会人の割に幼くともとれる感覚が、一つ一つのエピソード・イベントwwで戸惑ったり、慌てたり、必死になるところが、危うくもあり可愛くもあり…ゆっくりじっくり係長との関係の変化を楽しんでます!
性格美人とは、まさかこのことか〜
と。
人として当たり前の感覚を、素直に表現するトウノさんが見せる、人としての魅力に、男子が射抜かれていく爽快感www地味だけど輝く笑顔のトウノさんに、私も射抜かれました。続きが気になります。
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皇妃さまの育児論~2度目は失敗いたしません!~