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リアル!!!現実もこのくらい物分かりの
いい男たちだったらいいのにね。
大抵は自分のジェンダーバイアスを指摘されたりすると逆ギレするパターンがほとんどよね。
リアリティがあって、今日本がなんとかしなきゃいけない問題をド直球に描いてて大好きだけど、掲載するべきは男性誌だと思う。
もう女性達は腐るほどこういう男達を見てきてるから、現実を変えるためにも男性の目に触れるべきよね。
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いい男たちだったらいいのにね。
大抵は自分のジェンダーバイアスを指摘されたりすると逆ギレするパターンがほとんどよね。
リアリティがあって、今日本がなんとかしなきゃいけない問題をド直球に描いてて大好きだけど、掲載するべきは男性誌だと思う。
もう女性達は腐るほどこういう男達を見てきてるから、現実を変えるためにも男性の目に触れるべきよね。
カニバリズムや軍隊ばりの後藤一族などぶっ飛んだ設定に見えますが…実は私たちの住む現代日本が凝縮して描かれています。
決断と支配は男男男男…男の暴力性と色情がザ村社会帝国を作っている。女は子供を産む機械。そして人権を無視し大人の欲求に差し出され続ける子供たち。
家制度から続く「家」への強い固執。脈々と続いた毒親たちの因縁を断ち切るために葛藤する現代世代。
家族が1番!ってまさに日本の某保守政党の考えですよね。
色々な登場人物が口にする「変えていく」。そこに作者の想いを感じました。
よく描かれています…涙
私は離脱組ですが、高校までは東大進学率トップの最難関校にいました。心が虚しくなって勉強からは離れましたが、それまでの蓄積でそこそこの私大に行きました。
が、企業に就職しなかったので、ここぞとばかりにその点を突いて優越感に浸りたい男性たちの格好の的になります。
頭がいい女が好き、とも言われたこともありましたが、結局は◯◯◯(大学名)をモノにしてる俺が好き、てこと。女性からも外見や家事のできなさなどを指摘して攻撃されます。
日本の男性優位社会の中で、男性と同じように軌跡や実績を評価されることは稀です。
でも頑張る私たち。数も明らかに増えています。いつも「可愛くて」「ちょっとドジ」な女の子がメディアの主役にいましたが、こうやって描いてくださったことにも感謝したいです。
大正と言えば明治からの家制度と、キャバクラの原型とも言える女給サービスも台頭し、まさに今の日本の深い深い近代ミソジニーが確立された頃。確かに時代背景的に表現が今っぽすぎたり、史実と合わないこともありましたが、それよりこの時代に、自立した考えの女性主人公と、そんな彼女を「対等に」「尊重し」サポートしようとする年下男性(私は革新的な考えや世代のメタファーと捉えました)を描いたことで、作者の伝えたい、女性尊重への強い意志を感じました。
明治・大正から延々と続くこの男尊女卑ジャパンの構造をぶっ壊せ!ということではないでしょうか。
女性歴史月間に読めて、よかったです!
古今変わらぬ、日本の男、夫、家父長制のデフォルトだよね。結婚してなくても深層心理にこの夫のような考えを潜ませている若者も全然マジョリティを占めている。
私の母がまさにこの女性の立場そのまま。しかもさらに年代が上だから女=子育て以外能力なし、という無力感も凄まじく離婚もできず、劣等感を弱者の子供にぶつけまくり、私にとっては究極の毒親となった。子供に苦しみをぶつけなかった主人公、別居、自律を選び取った主人公はヒーローだと思う。
最高です!!女性たちの強さ、思いやり、しなやかさ、母のような愛…今まで多くが男性だけで語られてきた戦士物語が、シスターフッドの側面を加えることで、新たな深みを増したように感じます。
男性では「性的快楽に似た衝動に抗えず」失敗した半人半妖の覚醒の境地を女性たちが時に命を掛け手を取り合いながら律し、制していく、、現実社会への強いメッセージではないでしょうか。
戦士物語としてもいいですが、女性へのエンパワメントもわたしは受け取りました。少年誌が変わってきたなぁという印象も受けます。
中盤からは、七人の侍ならぬ7人の女戦士たちの物語になっていきますね。
オトコの歴史を塗り替える、アンチテーゼのようにも感じました。
マジでハマりました!課金に悔いなし!
育て直しがテーマでしょうか??
なんとなーく、表紙からよくある恋愛ものだと想定して、なんとなーく無料分を読んでいるところなんですが、思った以上に深い言葉がチラホラ出てきて、私もアダルトチルドレンなので癒されます。
育て直しって一つのプロセスですが、こうやって漫画にしてもらうことで、その意味がとても分かりやすくなりました。
作品だと思います。
王・将軍もののサクセスストーリーはこれまでにも好きで読んできましたが、女王を主人公に、また人種や身分(家柄)を超えた「人間」をテーマにしたストーリーに本当に感動しました。誰もが人間である、と言うメッセージのこもった、これぞ最高のフェミニズム作品の一つだと思います。
素晴らしく聡明で才能ある人物に男女の能力の差異などないこと、一方、恋愛という男と女としての人間的な部分に現れる性差、そしてその二つの面での葛藤…など、今男性社会の壁を壊すべく闘う女性たちにとっても共感する部分が沢山あるのではないでしょうか。
また、古い時代がテーマだし当然男性中心社会の中での女性の葛藤が描かれてはいるのですが、日本の宮廷や明治から昭和の社会のように「女だから」、「女のくせに」とグダグダ嫌がらせやボロクソ言う人物が出てこないのも好感が持てます。最初は抵抗していても、その能力と才能、人物を前にしてきちんと認めている。
現実社会も、こうであって欲しい。
登場人物に、あらゆる人種、そしてアルビノを始めとする身体の特徴を持った人たちが描かれていて、それを「美しい」と表現する主人公を通したルッキズムへのアンチテーゼも、多様性への強いメッセージだと感じます。
亜姫のような優秀な女性がこれからも沢山現実に出てくるでしょう。
彼女が目指した、能力により誰でも王になれる社会を実現していきたい。
あまったれクズ男は世界どこにでもいますが、その遭遇率、当たり前化は先進国では日本はダントツだと思っています。
ちょっと名の通った大学や会社でも入ろうもんなら完全殿様扱いする社会もいけないし、メディアやエンタメは全て男が喜ぶ男目線で作られる。男様様ですから、そりゃ甘ったれの幼稚な男たち増えるんですよね。
結果子育てでも母親にどんどん負荷がかかり、そのストレス発散先として虐待にもつながる。
このファザーシッターさんは、それでも少しずつ変わり始めている日本の希望、と受け取りたいです!
こんな男性が少しずつ社会に紛れ出していると思いたい。
日本中の夫婦やカップルが、成熟した大人と大人の関係になるよう願います。男性陣がよく目にするところにこの作品をどんどん掲載してほしいですわ
私も大嫌いです。明らかに女性を上から目線で見ている感じ。そしてそれに乗じてしまう女子も、もう完全に日本の社会構造になってますよね。
ふんわりと描かれてるけど人権教育の教科書にもなりそうな作品と個人的には思います
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