2.0
いや、確かに
お店ごとの、寿司の全体像を詳しく描いてくださるし
店ごとの拘りも知れて、寿司漫画としては大変楽しく読ませていただきました
でもくらげバンチで、リアルタイムで読んでいて途中 自然脱落したんですけど
何故脱落したのかが、最終話を読んで分かりました
多分【余計に敷居が高い印象】になっているんだと思います
主人公の藍子さんがあくまで
【カウンター寿司に目覚めた初心者】
このテイで一貫して進めていれば、読者も同じ感覚で読めるのですが
最終話だけ取っても、食べるごとに
「これ、美人な味だ~」
「キラキラしたお品でした!」
…カウンター寿司を始めて1年2年の
新人が出せる感想じゃないんですよね…
多分ここで萎えたのかな?と感じました
その辺りの、ちょっと懲りすぎたプロっぽい言い回し
更には店主とのやり取りが、明らかに素人離れしていたり
藍子さんの感想に対して店主が
「よく分かりましたね、ご名答!」
的な返しがチラホラ窺えます
これを読み続けいると、ごく一部の読者は
「え…初心者でもある程度分かってないと、難しいジャンルなのかな…」
と、身構えてしまうかも…とも
こういった言い回しは、寿司マスター化している子安さんの仕事であって
あくまで初心者の藍子さんは、寿司や酒に
素直な目線の感想を入れていたほうが
作品として成功した気が…
もしかしたらこれは、原作者さんと作者さんの食べ歩きのテイにしていたら
長寿化したのかも?という気がして、少しだけ残念です
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ごほうびおひとり鮨