3.0
陛下の本当の顔はどっち??
狼陛下と徒情けがつくほど、恐ろしいと噂の国王陛下の妃となった夕鈴。でも本当の妃ではなく、訳ありなんです。
夕鈴の前では、優しくおっとりとさえする優しい陛下、でも、政治を行っているときや夕鈴が危ない時には、噂通りの恐ろしさ。どっちが本当の陛下なのか、、。
-
0
18630位 ?
狼陛下と徒情けがつくほど、恐ろしいと噂の国王陛下の妃となった夕鈴。でも本当の妃ではなく、訳ありなんです。
夕鈴の前では、優しくおっとりとさえする優しい陛下、でも、政治を行っているときや夕鈴が危ない時には、噂通りの恐ろしさ。どっちが本当の陛下なのか、、。
アニメにもなり、彼らの名前が覚えるだけで国語の点数が、あがりそうで、技を覚えたら更にポイントアップみたいな感覚にもなりそうな、話が逆に入ってこなくなります(笑)
真面目に読むとちょっと複雑に感じました。単純な私は何度か読み直ししたいとついて行けない(^。^;)
2年前に両親を事故で亡くし苦労しまくってた女子高生の花に突然、あなたのお祖父さんが探してました。一緒に暮らしましょう!と結構強引に連れて行かれたのは、豪邸、それもそのはず、極道の組長がお祖父さんだった!
花の護衛もイケメンの組員が付きっきりになって生活がガラッと変わってしまった。
更に、生活だけでなく、、、
導入はめっちゃ日本版シンデレラ。
実母は幼いときに亡くなってて、継母と姉と、虐げられてる主人公。
幼いときに、背中に大怪我をして、その時の記憶は無くなってしまってる彼女はその傷のせいでお嫁入りする家も見つけられず、、、
ところが、、イケメンの王子様が彼女を金で妻にすると、有無をいわさず、自分の屋敷に強引に連れ去られてしまうのですが、そこから、背中の傷を知られると嫌われると思いつつ、彼に惹かれていく主人公。彼の本心もなかなか分からなくてモヤモヤしてついつい先を読みたくなってしまいます。二人の間にあるモノは単に金なのか愛なのか、、、
原作者不明ながら、源氏物語に影響を受けた事が作中にも分かるほど、平安貴族の日常を細かに描写さるてる優れた作品の『とりかえばや』は、意外と知られて無かったのですが、現代風にアレンジして、男の子のような姉と女の子のような弟の成長していく中で起こる様々な出来事を読み進めると、読み見終わる頃には『原作読んでみたい、図書館行こう!』と思うほどの、素晴らしさです。
『とりかえばや~』と嘆く二人の父の思い、なぜ性が違うのかを悩む二人、その二人をそれぞれ好きになる周りの高貴な方々の思惑と帝を狙う悪の組織、、みたいな人達。平安貴族の中に自分も入り込んだような気分になれます。
とある国の王女として生まれたはずなのに病弱な母を庇い、母の代わって王妃になった継母に虐げられ、惨めな生活をしている少女が一人の異国の男の子と出会い、知識や経験や恋愛を重ねてやがて政治的にも優れた美しく女性になって、、、
宝塚歌劇の宙組が舞台化して好評だったモノのオリジナルです。
タイムスリップ物の代表作の一つだと私は思ってます。
ユーリの後先考えない即行動!!は時にハラハラドキドキしますし、振り回されてる周りの人達にクスッと笑えたり、反面、政治の中で起こる様々な残酷な出来事に涙をながしたり、読み出すと止まりません。
けど、王家の紋章と同じでしょうって思ってる方は是非読んで全く違う事を確認してください。
また、最後の最後に作者が番外編を2編掲載してるのも読み応えあります。
タイムスリップした時のみ、作者が読者のために説明書きがありますが、ノンストップで読み切ってしまいたくなる中身の濃い作品です。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
狼陛下の花嫁