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主婦の存在価値をどのくらいと考えるか
専業主婦の30代です。
専業主婦であることに常に不安を抱えていて、共感する部分もあります。
でも、私の感覚では、悩みの本質がちょっと違う…。
この旦那さんは、パートナーとして主婦を見下し大変さを理解しようとしない、嫌な人という感じに描かれています。
でも、私の感覚では、
専業主婦って、この奥さんの価値観も本当に常に持っているのですが、
同時に自分の中にこの旦那さんの価値観も持ち合わせていて、
何をしていても自分の生産性や価値に自信が持てず空虚…
少なくとも結婚前仕事が好きだった私はそんな気持ちをいつも持っていて、それが苦悩に感じています。
だから、もし自分がモモコさんなら、
何か新しい事をしようとして日常に支障が出そうな時の夫の言葉にあんなに呆れたり怒ったり出来ないなと。
この作品のレビューを見ていると、
同じ女性、同じ専業主婦でも、高評価と低評価で分かれていますが、
読んでいて、これは、主婦の仕事にどのくらい価値を認めているかという意識の差なのかなと感じました。
社会派の作品や世相を反映した作品の宿命ではあると思いますが、
独身や仕事持ちだったらきっと楽しく読めたけど、
現在進行形で解決できないモヤモヤを抱える当事者としては、
そのモヤモヤをチクチクと刺激されるようで、辛いな…というのが正直な感想です。
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夫の扶養からぬけだしたい