ぐりーんすぷらうとさんの投稿一覧

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1 - 5件目/全5件
  1. 評価:4.000 4.0

    自称サバサバ女子

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    おえ~っ🤮
    こんな女絶対いないだろ気持ち悪~、と思いつつ読み進めてたのですが…あ、昔いたわこういう女、たしかにな~、はぇ~、なるほどあの女こういう考えで物喋ってたのか~、と妙に納得いったりもして、結局最新話まで全部課金しちゃいました(笑)

    他人を下げて自分を上げることに腐心する様は不快で、滑稽で、勘違い甚だしい。それはサバサバではなくて単にデリカシーが足りないだけ。ひたすら読者をイライラさせる主人公。だけど自分を客観視できない彼女は、ずっとそれに気付かないままなんでしょうね。

    太めで美人でもない上に、マウント取る時のあの小憎らしい表情😅
    作者さんはとっても描き方が上手いです。

    続きが出たら買ってしまいそう。こんな女嫌いなのにイライラするのにラストぎゃふんと言わされるならぜひ読みたい。ついそう思ってしまうのが悔しい(笑)

    • 748
  2. 評価:5.000 5.0

    こうでなければならない。

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    前半と後半でかなり物語のカットが変わります。
    フィクションとしてもあるまじき胸糞展開に耐えられるならぜひ全部読むべき。
    この物語のよさは結末にあると思う。まだ完結してないけど多分もうすぐ終わる。素晴らしいの一言です。他に言葉がない。
    かなり深いお話なので好き嫌いはだいぶ分かれるかもしれませんが。

    主人公ユースケは、たとえ記憶を失っても、どんなに時が経っても、どんな善人に変わろうとも、そしてまたどんなに贖罪を重ねたとしても、絶対に許されるべきではない。
    なぜならそれだけのことをしてきたのだから。当たり前。許されて終わるならただのご都合漫画です。作者が目指している結末はそんなところにはないはず。

    だからこそ、蒼志と茜は必ず最後にはユースケを信じ切れず袂を分かつべきだし、たとえミドリがどんなに懐いてくれていたとしてもユースケは決して甘い優しさに心慰められるべきではない。
    最後にすべてが贖われてスッキリするのとは真逆で、ユースケは最後の最後必ず大切なものをすべて失うべき。
    繰り返しになるけど、それだけのことをしたのだから。
    幸せになんか絶対なってはいけないし、許されて心の平穏を得るなんてもっての他。

    だけどそう強く思いつつ、同時にどんな答えを見出すのか、最後がどうなるのか、ドキドキしながら更新を心待ちにしています。
    美しい決着を確信しています。

    ひとつだけ不満があるとすれば、会澤。
    何でオマエ生き延びて普通に一般人みたいな顔して暮らしてんの?
    オマエはユースケと同じ側だろ。元被害者とは言え、一緒に散々悪事に加担してきたくせに、要要所でしたり顔で説教かますな。笑えないわ。
    会澤も最後逮捕されるか社会的抹殺されてほしい。でもどうだろうな、語り部の1人として生き延びてくのかな。そこだけちょっとモヤモヤします。(笑)

    • 27
  3. 評価:4.000 4.0

    もう一度読むには勇気がいる。

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    前作の方もそうでしたが、本人の自業自得なんだけど、なんだけど!
    ラストの転落っぷりがあまりにも酷すぎて…ザマァを楽しんで溜飲が下がる、というよりはひたすらに憐れ、可哀想、馬鹿すぎ、愚かすぎ…という、何というか、とにかくひどく悲しい気持ちになります。

    人間の醜い汚いどうしようもない性というか業というか、それは、きっと誰にでも大なり小なりあるはずのものなんだけど、こうもまざまざと見せつけられると精神衛生上よくないというか、目を逸らしたい。

    薄汚い妬み嫉み、安易なマウンティングと見下し、駄目とは思いつつも自慢したくなる心、見栄、虚栄。女性でなくとも誰しもが多少は経験あると思います。する側、される側どちらでも。
    ただ、普通はこうまでならないし、分別と自制が働く。
    サヤは己の振る舞いゆえに憐れな末路を辿った訳だけど、転落してなお、「見られる」ことにこだわっているのが本当に怖かったですね。懲りないというか、もう習い性なのかな。

    あと、中山さん。
    この作品らしく、最後にはいらやしい黒い顔を見せてくれましたね。
    クソ女の代表格、詩織への強烈なザマァは見ていてスカッとしましたが、結局この人もただのお嬢さんなんかではなくて、思うところちゃんとあって、やることはきっちりやったわけで。
    いや、それでこそ、なんだけど、ちょっとがっかりもしました。
    人間なんて、善人はいないんだなという意味で象徴的なキャラ付けだったと思います。

    そういえば、ラストのコマの「見ているよ」は、結局誰なんだろう???
    最後まで何も触れていなかったけど。
    やっぱり前作の主人公なのかな?
    そこだけ気になりますね。

    • 127
  4. 評価:5.000 5.0

    面白い!

    堂本剛くんの金田一少年を毎週楽しみにしていた世代です。原作コミック全巻持っています。

    こちら、原作犯人たちの視点ということで、最初は「どーかな!?」と、いまいちピンと来ない感じで食指が働くほどでもなかったんですが…。
    一話無料お試ししたら、後は一気買いでした(笑)

    原作は大体の場合、どのエピソードの犯人も辛い・苦しい事情を抱えていて、時には涙なしには終えられないものもあるのですが、こっちは全体にコメディタッチに上手くまとまっていて、とても楽しめました。
    思わず原作をまた通しで読み直しました(笑)

    原作をよく知ってるだけに、犯人の諸々の自分ツッコミが面白くて、ファンならニヤニヤすること請け合い。
    結論として、やっぱり金田一少年は最高だな!という感じ。
    買って損なし。

    • 5
  5. 評価:3.000 3.0

    優美子は真性のサイコパス

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    そういう意味ではとても上手くキモチ悪さを描写していると思う。
    優美子の、常人には理解し難い行動原理、歪んだ愛情の発露なども、本当に思わず乾いた笑いが出るぐらい胸糞が悪い。
    作者さんの勝ちです。うわー、ないわー、と何度も思いながらも、結局最終話まで購入してしまった。
    お見事。

    ただ、グロにそれなり耐性があって、鬱ENDでも気にならないタチで、あと想像力がかなり逞しくないと、全話読破するのはキツイ作品かもな、と感じました。

    規制なのか、黒塗りで潰された描写が多く、要所要所で何をしているのか、されているのか、まったくわからないコマが…。
    あと、事件自体は表面をサラッと撫でるようにしか描いていないので、ラストの展開も含めて、読み手が想像するしかない部分というのが多い。
    曖昧さを狙ってのことかもしれないけど、消化不良で落ち着かない。
    そこが一番読者を選ぶ要因かなと思う。
    かく言う私も、少し辛口評価になってしまいます…。

    ラスト間際、女刑事を優美子と、男刑事を大介と誤認していた雅彦の場面があったので、雅彦錯乱ENDなのかと思ったのですが。
    7年後、唐突に幸せな家庭を築いていて、???となりました。
    この辺の説明がまったくないのが特に不満です。
    雅彦の結婚相手は、事件を追いかけていたあの女刑事なのか?
    あれが事件とはまるで無関係の女性であるなら、それはそれで、脈絡も何もなさすぎて不満だし、それに雅彦はおそらくは深刻なPTSDを抱えて錯乱したはずなのに、どんな経緯で立ち直ったの?

    私としては、何がきっかけであれ、そんな雅彦を女刑事が支えて愛が芽生えて、結果、結婚したんだな、と勝手に脳内補完してますが。
    ほんの半ページでもいいからそこに触れてないと、ストーリーとしての着地点がなくて気分がよくないんです。
    説明が欲しかったなー。

    恐ろしく、美しく、醜く、いびつで、奇妙で、グロくて、切なくて、悲しい。
    そんな物語。
    全体としては秀作なだけに、ラストの駆け足っぷりが評価を下げているのが実にもったいないと思います。

    ああ、それと、鈍色プラネタリウム、というタイトルもいい。
    明るくなく、ハッキリもしない、まがい物の星空は、優美子と雅彦の関係性に似ていると思う。
    悲しいな。

    お金もったいなかった、とは思わないです。
    苦手ジャンルでないなら読んでみてもいいと思います。

    • 22

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