レイコさんさんの投稿一覧

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41 - 50件目/全61件
  1. 評価:5.000 5.0

    嗜み+スポ根+青春

    もともと古典は好きで、百人一首も中学生の時に覚えました。
    が、競技かるたはただ百人一首をしているだけだと思っていたので、こんなに体育会系の熱い闘いが繰り広げられていたとは知りませんでした。

    競技かるたについては他の方がコメントされていると思いますので、マンガ好き目線でレビューします。

    まず、とにかく作品として、とても丁寧に作り込まれています。
    人物はもちろん、背景、動き、細部にまでこだわって描かれていると感じます。

    メインメンバー以外の扱いが雑な作者さんもいますが、この「ちはやふる」は全てのキャラの生い立ちや性格、家族構成までしっかりと設定がありそうに感じます。
    最初は敵キャラに感じたはずのキャラが、しばらくするとどういう背景でそうなのか、が明かされて身近に感じたり、いつの間にか好きなキャラになります。人に歴史あり、とでもいいましょうか。
    相手校の顧問の先生までがかなり掘り下げられてくるので、とにかく登場人物全てが魅力的です。

    時々、自分が所属するならどの高校かな?と考えて、富士崎面白そう、北央は怖いから無いな、などなど、対戦相手の学校も好きな自分に気づきます。

    キャラ設定、舞台設定、ストーリー展開と文句なしですが、個人的には作者さんの抜群のネーミングセンスが眩しい限りです。

    メガネくん、くらいならまぁありがちですが、まつげくん、ヒョロくん、肉まんくん、机くん、エロムに至ってはいかにも高校生な発想で一人で大笑いしました。

    ところどころに大江さん親子が散りばめる日本文化のうんちくも素晴らしく、色々勉強になります。

    中学生以来、ン十年ぶりに百人一首がやりたくなり、早速買ってしまいました。

    このマンガは、ストーリーが甘すぎないので男性でも楽しめると思います。巷では大人気で、ここ数年、「ちはやふる」の影響て小中学生のかるた人口が増えているとか。
    映画化も納得の作品です。
    読んで損なし。

    ただ一点、この作品はコミックで読むべきと痛感しています。ダイナミックなコマ割りや対戦の迫力などが、電子コミックではどうしても満喫できません。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    着目点と発想が強烈

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    なんというか、日本だから許される題材、そして宗教に束縛され過ぎていない日本人だからこそ、こんなことを思いつくことができるんだろうな、と思いました。
    ブッダとイエスの下界でのバカンスについて詳しくは他の方のレビューに譲るとして、私が気に入った点についてレビューします。

    まず、住宅が普通の木造アパートであること、決してハイソでもオシャレでもない町に住んでいることからしてまず和みます。
    そしていつもカツカツな経済状態・・・笑

    他の宗教宗派のお祭りにも興味があってひっそりと参加したり・・・世の中宗教が元で争いが絶えないですが、当の本人(崇拝対象)達は和やかに朗らかに笑って助け合っているんだなぁと神々の包容力を感じます。

    海外でもファンの多いこの作品ですが、凄いなぁ、と感じるのは、この作者さんは決してどちらの宗教も踏み込んではいけない領域には踏み込んでいないという点。
    読んでいるこちらがほっこりする、笑える、楽しい気持ちと時間をイエスとブッダから与えられているのだ、とさえ思えます。

    • 61
  3. 評価:3.000 3.0

    意外に面白い

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    ヤクザモノは苦手かなー、と思いつつ読み始めましたが、吉乃ちゃんが辛うじて普通の感覚があるのが救いで、9話まで楽しく読めました。
    絵は好き嫌いがあるタイプですが、話が面白いので私はあまり気になりませんでした。

    しかし・・・腎臓売るって・・・ていう嘘ついただけかと思いきや、本当に売ってたのか⁈衝撃的でした。
    その辺は嘘偽り無い真っ直ぐな性格だからなのか、極道の家に育った故の一般人には無い肝が据わっている人ならではなのか・・・いやしかし、あんな男のため(?)にそこまでする?
    とりあえず、今後の展開が気になります。
    まだ話が始まったばかりなので、☆は3つにしておきます。

    • 5
  4. 評価:4.000 4.0

    じれったさがいい

    すぐ脱ぐ、すぐヤル、最近のそんな貞操観念ゆるゆるなマンガに疲れたところで読んだせいか、とても温かい作品に感じました。
    ヒロインが正直、素直、かわいい、旦那さんも忍耐力ある大人だし、イケメンだ(たぶんそんな気が勝手にしている)し、包容力あるし・・・
    恋愛に関しては夫婦ながらも奥手だし照れ屋だし、そのくせお互いを思い遣っていて、読んでいて「キー!じれったい!」と歯痒い思いをしながらほんわかします。
    イチャイチャ感がほとんど無いからこそ、ちょっと手を繋いだだけなのに読みながら心の中でガッツポーズしてしまいました。
    こういう作品、好きです。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    うーん

    ハーレクインの作品を読むといつも感じるのですが、イマイチ心の変化がわかりにくいんですよね。
    ページの都合なのかもしれませんが・・・。
    「あぁ、私あなたを愛してしまったの・・・」的な場面になると必ず、え?そうなの?なんで急に?どの辺でそうなるわけ?と思わずにはいらない 笑
    嫌い、興味ない、からいきなり「愛」になるその性急さについていけず、なんかモヤモヤしながら最後までズルズル引きずられていく印象です。

    作品としては絵は綺麗だからいいんですけど。
    この兄弟のお話シリーズでは、弟の「砂漠に消えた・・・」の方がまだ気持ちついて行きやすいですかね。

    • 0
  6. 評価:2.000 2.0

    絵は綺麗だけどね

    絵は綺麗なんです。
    それは認めます。
    ただ、歴史モノ好きとしては、ストーリーに入り込む前に、時代設定間違えてないか?と思う行動、髪型、その他諸々気になりすぎました。
    私の中の「マンガだからいいか」の許容範囲を大幅に超えるので、ムリでした。
    更に、このサイトでは結婚半年くらいの話と、こちらの2作が公開されていますが、そもそも結婚するに至った話は公開されていないので、時々回想シーンが出るたびに順を追って読んでいないストレスが感じられます。
    絵が綺麗だから☆は2つ。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    ザ・りぼん!

    それまでの作風と明らかに違う!どうしたんだ!?矢沢先生!
    と連載開始当時高校生ながらに衝撃を受けた記憶があります。
    当時女子校だった私には、共学の高校という未知の花園への憧れやら妄想やら、色々掻き立てられてただひたすら翠の環境が楽しそうで羨ましいと思っていました。
    高校生活、学園生活、ハイティーンの青春がギュッと詰まったような眩しい作品です。
    作中に当時の流行が色々取り上げられており、翠のファッションを通じて当時の10代の流行が手に取るように分かる、学園生活、ファッション、恋・・・感情移入しやすい設定の作品です。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    悲しく切なく美しい

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    まず、ふし遊を先に読んでからこちらの玄武・・・を読むことをオススメします。
    玄武の結末はふし遊で触れられているため、最後が美朱と鬼宿のようにはならないことをわかっていて読む・・・もう、なんで最後に泣くことをわかっていながら読まなきゃいけないのか・・・でもやっぱりぐいぐい引き込まれてやめられないですね。
    ふし遊同様、今回も容赦無くまさかあの人が⁈という悲しい別れがあります。
    とにかく女宿が見ていて痛々しすぎる・・・最後に彼は前向きに生きて、多喜子や七星士達との約束を果たして生き延びますが、それにしたって、今回女宿ほど大切な人を喪っている人はいないでしょう。
    更に独りで多喜子を思いながら100年て・・・切なくてもう泣かずにはいられない。
    ふし遊も第一部の終わりで号泣でしたが、玄武の結末での号泣とは涙のワケも質も違います。
    ふし遊があってこその玄武ではありますが、ふし遊よりも玄武の方が話はじっくり作り込まれている気がします。
    ふし遊は朱雀と青龍同時に巫女が現れたばかりに青龍側の扱いが敵キャラなのですが、玄武は純粋に七星士それぞれの過去や性格を味わうことができるし、読後感がふし遊に比べてずっしりときます。
    ふし遊は私の中では殿堂入りですが、玄武の方が好きです。
    2018年4月からいよいよ白虎仙記のコミックが発売されました。
    鈴乃は生還するわけですが、こちらもまた期待せずにはいられませんね。
    早く読みたいです。

    • 41
  9. 評価:3.000 3.0

    最後の方は・・・

    篠原千絵先生の作品は子供の頃からかなりお世話になっており、心霊モノとかはページめくった瞬間のインパクトがありすぎて高校生くらいになっても夜読むときはビビっていたものです。
    そんなわけでこちらも単行本を全巻揃えていましたが、久しぶりに読みたくなって読みました。
    ポウが猫のくせにカッコよく見えてくるから不思議です。
    そして拓になってからよりもポウの時や、お兄ちゃんに入っている時の方が何かとカッコよく見えていた・・・笑

    昔単行本で読んでいた時も感じたことですが、はじめの頃の何話かは短編心霊モノなので面白く読めるのですが、最後の方は駆け足感が否めません。
    もう少し拓になってからのエピソードを読みたかった気がしますが、拓はポウみたいに同居しているわけでもないし、四六時中一緒というわけでもないので話が広がらなくても仕方ないですね。
    篠原先生の作品は、闇パや海闇のような長編モノが多いですが、遼子は短いので、スッキリ終わって読みやすい作品ではあります。

    • 26
  10. 評価:5.000 5.0

    昔ドハマり

    昔ドハマりしまくった思い出の作品です。
    レビューは本気で書いたら1,000文字では足らないからサラッと書きます。
    1人の少女にここまで過酷な運命を背負わせるのか・・・そしてそれを耐え抜き、生き抜き、見事に立ち向かって新しい日本を作っていくことになる、その成長を見守る中でたくさんの出会いと別れがあり、敵も単なる敵ではなくそれぞれの視点から見たらそれもまた不幸で・・・
    長い話ですが、ムダに長いわけではない、最後まで読む価値あるマンガです。

    • 1

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