3.0
絵がきれいで読みやすかったです。
内容的には、幼い頃に出会った二人が再会し、ヒロインは気づかないまま結ばれて…という感じ。
驚くほどの展開はありませんが、二人を邪魔する悪役もいて予想通りの進行です。
欲を言えば、アレックがずっと探し回るほどモリーに執着するもっとはっきりした理由があればよかったかな、と思います。
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4801位 ?
絵がきれいで読みやすかったです。
内容的には、幼い頃に出会った二人が再会し、ヒロインは気づかないまま結ばれて…という感じ。
驚くほどの展開はありませんが、二人を邪魔する悪役もいて予想通りの進行です。
欲を言えば、アレックがずっと探し回るほどモリーに執着するもっとはっきりした理由があればよかったかな、と思います。
あまりドロドロした人間関係や、嫌味な登場人物がおらず、あっさり読めました。
ヒロインも、よくあるウジウジしてばかりで被害妄想のひどい女性ではなく、年齢が若い設定だからかとても明るくてかわいく、素直な感じでした。
話数が少ないので、これくらいの展開がちょうどよいかな。
カルメンと再会したファルークが、憎しみや怒りでいっぱいだったのに、いつの間にかなかったことになっていて府に落ちません。
兄のスパイ疑惑、どうなったのでしょう?
そこははっきりさせておくべきでは?
カルメンも、ファルークが何か誤解していると感じていたように思いますがそれも放置で…
それとも私の記憶違いで二人の誤解は解けていたのでしょうか?
最後も二人はハッピーエンドではあるものの、国としてはどうなんでしょう。
姑息な兄に皇太子を任せて、国王もそれで納得、とか終始主人公二人だけが中心のお話でした。
プルーの強さと行動力、見事でした。
工場で長時間働かされ、ひどい扱いを受けてきたことをセバスチャンに話す場面は辛かったです。
女性であるプルーデンスはより恐怖を味わっていただろうと思うといたたまれない気持ちになりました。
セバスチャンは貴族だけれど偉そうなところがなく、 優しい人でよかった。
金銭面だけでなく心にも余裕のある器の大きい人だなと思いました。
偶然出会ったのがセバスチャンでよかった。
これが運命というものなのかと感じられます。
また、セバスチャンの家族もいい人達でよかった。(兄嫁は除く)
お母様、二人を受け入れず辛くあたるのかと思ったけれどそうでなくて安心しました。
セバスチャンとの信頼関係があるからこそなのかな、と素敵な親子関係にグッときました。
第一印象が無愛想だったせいか、バナーは俺様でイヤな男性かと思ったけれど、単に人付き合いが苦手で寡黙なだけだとわかって親近感がわきました。
あれよあれよという間にたくさんの人々を家に受け入れて、自分の家なのに遠慮していたりどうしていいかわからずうろたえていたり…
ちょっと天然なところも魅力でした。
ルーシーは天才的頭脳を持っているせいで恋に臆病なのかなと思いきや、案外積極的で、二人でいいバランスなのかなと思いました。
し医師としての誇りや意思をしっかりと持ち、自分がプリンスだと知っても態度を変えず、自分の境遇に恨み言を言わないアレックスが素敵でした。
アメーリアのお父さんは結果的にいいことをしたのだから、せめて最後は英雄になってほしかった。
命をもって娘の役に立とうと考えたお父さんが切なすぎました。
家事で家族を失ったヒロインと、幼い頃父親に捨てられたヒーロー。
それぞれ婚約者の裏切りに人を信じられなくなっていたり、人を愛することがわからなかったりとすれ違う二人がお互いを必要とし、あたたかい家庭を築こうと思えてよかったです。
イヤな人物も出てこなかったので、イライラもせずさくっと読めました。
友人のために嘘の恋人役を引き受けたヒロイン。
個性的なヒロインを笑いつつ、嘘の恋人として過ごすヒーロー。
お互い恋愛対象ではなかったのに、次第に惹かれていきます。
ヒロインにおいてはその素直さと明るさでまわりの人とも親しくなり、いい人間関係を築いていて素敵な女性でした。
最後に『普通の男』として現れたヒーローも、かっこよかったです。
プリンスも、求めるものはごく普通の人と同じなんだとちょっとジンとしました。
記憶喪失になり、思い出す過程で兄と弟どちらが悪者なのかわからず、推測しながら読めて楽しかったです。
お互い初対面から惹かれあっていたのに、結ばれたとはいえ自分の子でないのは不憫に思いました。
孫の誕生でお義父さんから真実を聞けて謝罪を受けたことがせめてもの救いでしょうか。
両親を亡くし、引き取られた親戚の家では疎まれた過去から自分の家が持ちたいと願う女の子が、やっと手に入れた家。
でもその家を買収しようとする男性に恋をしてしまう。
男性も、初めは無知で幼い彼女の世話を焼いていただけなのに、その素直さに魅力を感じるように。
お互い家にこだわっていた二人が、その家よりも相手といることを選んだことにほっこりしました。
一番大切なものが見つかってよかったなと思えました。
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