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一目でお互い恋に落ちて、一夜限りの関係で妊娠し、男性は子どもがいることを知らないまましばらく音信不通になって、再会…というよくあるパターンでした。
男性の義理の母が出てきたときは、その言動からアレジャンドロを恋愛対象として見ているのかと思ってもっと荒れるのかと期待しましたが、あっけなく終わりました。
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一目でお互い恋に落ちて、一夜限りの関係で妊娠し、男性は子どもがいることを知らないまましばらく音信不通になって、再会…というよくあるパターンでした。
男性の義理の母が出てきたときは、その言動からアレジャンドロを恋愛対象として見ているのかと思ってもっと荒れるのかと期待しましたが、あっけなく終わりました。
パーティーで出会ったリンジーとジャレット。
ある日目覚めるとリンジーのベッドにジャレットがいて…というところから始まります。
二人の父親は結婚するよう迫り、ジャレットは腑に落ちないながらも形だけの結婚を提案します。
それに対しリンジーは提案を拒否し怒っていたにも関わらず、父親の具合が悪いとなると結婚を受け入れて、態度がコロコロ変わりその身勝手さにムカつきました。
厳しく育てられてきた箱入り娘なんでしょうが、お高くとまっている感じもしました。
ジャレットの方が冷静で、誰かに罠にはめられたのに状況を受け入れて最善をつくそうと努力し、素敵な男性でした。
ジャレットのお父さんも一度は息子を疑ったけれど、すぐに冷静になってジャレットの話に耳を傾けたり調査したりしていいお父さんだなと思いました。
良い親子関係に心があたたかくなりました。
自分の意思とは無関係にまわりの男性に好意を持たれ、挙げ句自分に非があるとか災いを呼ぶなどと噂をばらまかれたことは同情できますが、衝動的で思い込みの激しいケンダはあまり好きにはなれませんでした。
そして何よりキャリックにつきまとうストーカー女にムカつきました。
結局、キャリックを訴えると言っていたことはどうなったのでしょう?
反省や謝罪をしたのか結末が知りたかった。
祖母のために嘘の婚約者になってほしいと頼まれたアンバー。
最初からブラッドリーに惹かれてはいたものの、人助けとして受け入れます。
そしてどんどん後戻りできなくなって…
ブラッドリーが人から『アンバーがここまで親身になってくれるのは、ブラッドリーを愛しているから』と聞いた場面は心がキューっとしました。
これでアンバーは報われるな、と。
ブラッドリーのお父さんも最後には胸のつっかえがなくなったようで、よかったです。
娘を守るために犯罪に手を貸しているミーガン。
言いなりになるだけでなく、どうにかベンを逃がそうとする勇気と行動力に好感が持てました。
これが実の兄が妹と姪っ子に対してする言動か?と腹が立つこともしばしば。
あんな兄は死んでくれてよかった。
で、国王はどうなったのでしょうか。
本物の王子も最後にチラッと出てきただけで…
シリーズ物のようなので、この物語を読むだけではわからないのかもしれませんが、中途半端で不完全燃焼感がいなめません。
絵がキレイで読みやすかったです。
エミリーとザゲオの間でお約束の意思のすれ違いはあるものの、物語のあらすじから想像できるひどい仕打ちや心ない言葉などはそれほど多くなく、読んでいてブルーにならずに済みました。
エミリーは家族思いで魅力的な女性。
ザゲオはシークですが暴君タイプではなく、随所に優しさが感じられます。
危険をおかしてまで姉家族を救ってくれたザゲオは本当に素敵でした。
物語の始まりはとても素敵で、ニコも公爵らしくなくレジーナとお似合いのカップルだなぁと思いました。
でもレジーナの話をきちんと聞かずに勝手に解釈して一方的に怒り、敵意むき出しの態度にはガッカリ。
もっと柔軟で包容力のある男性かと思っていたのに、プライドが高くいざとなれば権力を振りかざすのかと。
かと思えば急にまたレジーナに愛しいと言ってみたり…
感情の起伏の激しさについていけませんでした。
絵がキレイなのと、おばあさまが素敵な人だったことがプラス評価です。
何もかもが衝動的過ぎて…ついていけませんでした。
情熱的と言えばそれまでですが、外で結ばれたり連れ去りまがいの同居と軟禁、暴行などなぜこの男性を愛せるのか私には理解ができません。
乳母に諭されたようですが、ライアがわざとひどいことを言ったことは誤解がとけたのでしょうか?
その上でライアにしてきた仕打ちをきちんと謝罪してほしかった。
そのあたりがうやむやになっていてスッキリしませんでした。
お約束の、気持ちははっきりしているのにこういう契約だから(約束だから)、と自分を隠して素直に表現できず、勘違いとすれ違いを繰り返す…で物語が進んでいきます。
でもそれほどイライラせずに読めるのは、すれ違いの中に相手を貶めるような要素や感情的になって言い争うような場面がないからかなと思います。
初めは軽蔑していた義母もいつの間にかヒロインを受け入れていたし、女の子もヒロインになついてくれてよかったです。
何よりヒロインが女の子を本当の娘のように愛情を注いでいたことに好感が持てました。
地位や名声のある俺様な男性と、真逆で美しい女性が最初は反発しながらもお互い惹かれていくストーリー。
過去のトラウマ、誤解から生まれるケンカ、別れなど一通りの王道が盛り込まれています。
男性に積極的にアタックする女性がイヤな奴ですが、牽制しに来た時にヒロインが『同居している』とバッサリ言い放ったのは爽快でした。
こういう場面では、ヒロインが卑屈になったりウジウジすることが多いので。
ライバルの女性がその後も邪魔してくるかと思いましたが、アッサリ登場しなくなってしまって拍子抜けした感じです。
絵はきれいで読みやすかったです。
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拒絶された億万長者