5.0
内容に厚みがある
映画化もされていて、そこまで人気が出るってどんな作品なのかという軽い気持ちで購入しました。
主人公の心の動きが独特で、こんな子が近くにいたら絶対むかつくのに、なぜか引き込まれる作品です。
そんな不気味な主人公ですが、それを取り巻く周囲の人々が暖かい。それぞれアプローチは異なるものの、ちゃんと主人公の才能を認めていて、嫉妬や妬みなど、かつそれぞれの内面との葛藤がある中で、不器用に関わっていく姿が素晴らしいと思いました。
ありきたりな言葉ですが、才能は持っているだけではだめで、それを認めて、引き出してくれる方や、応援があってこそ花開くものなのだということも理解できました。
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響~小説家になる方法~