5.0
たまらない
続きが配信されて読了したので、レビュー書き直します。
こんなに心を揺さぶられた漫画は初めてです。
ちょっとした仕草、視線、僅かな体の動き。
そういったものが丁寧に描かれていて、まるでドラマを観ているかのよう。
(すごくドラマ化に向いてる漫画だと思います。ドラマ化したらかなり流行りそう)
恋に気付く瞬間。
片思いのざわつき。
期待したり妄想したり。
恋につきものなあれこれ。
でも、今一歩を踏み止まる性。
現在配信中まで読んで、そんな感じです。
たまらない。
で、続き、最後まで読みました。
やはりラストはわざわざその描写入れる意味ある?という気がしなくもないです。
けど、「次の世では」というのを強調したかったのかな。
私の感想としては、沖縄という遠い地に発って新たな役者としてのスタートを切るというだけで、別れの記号として充分では?という気がしました。
それはともかく、
好きになり
その人のために綺麗になりたい
些細なことで舞い上がる
そんな恋の楽しい期間を経て
だんだん好きでいることが辛くなってきて
家族への気持ちの配分が薄れてしまっている自分に嫌気がさして
バランス崩してぐちゃぐちゃになっていく感じ
すごくすごくリアルで
涙が出ました。
なんでだろうな。
なんでこう辛くなっていっちゃうんだろうな、って。
最後に、
人物一人一人の描き方がすっごく素敵でした。
お父さんの、このイラっとくる感じ。
ポイント抑えてるな〜とか、
マキオはお母さんに、ユミカはお父さんに、
ソックリではないけどジンワリと似てるこの絶妙な感じ、そうそう親子の顔ってこうだよなー!っとか。
本当、たまらない作品でした。
また読み返したいです。
- 130
ふれなばおちん