5.0
片想いの切なさが凝縮
「好きな人に、他に好きな人がいても、それでも好き」という、片想いの持つ全ての切なさと美しさがこれでもかと凝縮された、胸が震える名作です。主人公・仁菜子のどこまでも無垢で、見返りを求めない純粋な恋心が、冷たそうに見えて実は誰よりも優しい蓮くんの心を少しずつ溶かしていく過程が、言葉にできないほど美しいです。誰かを好きになることで知る、世界の輝きと、同時に知る胸の痛み。その両方が繊細なタッチで描かれており、全編を通して漂う透明感がたまりません。周囲のキャラクターたちの片想いもそれぞれ切なく、どのキャラクターの目線に立っても感情移入して泣けてしまいます。これぞ片想い漫画の決定版であり、読めば必ず恋がしたくなる至高の作品です。
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