チヌちゃん、若様…七夕の浴衣でお昼寝のこと、夢にみてくれたよ。忘れないでいてくれたよ。笑顔のチヌちゃんを…
よかったね。
泣き喚かずに堪えて一生懸命笑顔でいたからだね。
惨めな泣き顔思い出されるなんて嫌だもん。好きな人にはとびきり可愛い笑顔を覚えていて欲しいもんね。
セツさんは若様の愛情が寿子さんへのものにすぎなかった事が悲しいよね。
クズ夫でも、セツさん自身を見てるという点でいえば若様よりもマシともいえる…だから虚しさを紛らわすべく受け入れてしまうんだろうね。
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声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~(分冊版)
196話
第55話(3)