5.0
ギャクとミステリの融合
『坂本ですが?』の作者がパワーアップ。ギャグ漫画は得てして一話完結でいつでも読むのをやめられてしまう宿命を背負うが、この漫画はミステリ要素を加えることでそれを打ち破り、面白さが段違いになった。独特な絵柄がシリアスな笑いにもスリリングにも見えるのは凄い。
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40249位 ?
『坂本ですが?』の作者がパワーアップ。ギャグ漫画は得てして一話完結でいつでも読むのをやめられてしまう宿命を背負うが、この漫画はミステリ要素を加えることでそれを打ち破り、面白さが段違いになった。独特な絵柄がシリアスな笑いにもスリリングにも見えるのは凄い。
やっぱり少女漫画の主人公は、ちょっとおバカで素直で元気な子がいいよね。読んでいて心地よい。モノローグが面白いし言葉のリズムがよくて本当に考えてることって感じがする。主人公のライバル達が、よくあるテンプレみたいな意地悪とかをするんじゃなくて、本人達がしたいことをしてる結果として主人公の邪魔になってるところがリアルでいいなと思う。ジワジワ焦らされる。
将棋やったことないけど、なんで将棋漫画ってこんなに熱くて面白いのか…とにかく主人公が楽しい。脳内会議してるところとか、物事への解釈が独特。キャラクター同士の掛け合いが愉快なところが好き。AIの活用とか将棋ファンの有り様とか、界隈の様子がわかるのも面白い。
将棋やったことないのに、将棋漫画ってなんでこう名作が多いのか…そのなかでもハチワンダイバーは将棋に対する熱量が群を抜いている。もちろんルールを知らなくても楽しめる。大人になってから読んだ作品で、読んだあとに自分の人生を急き立てられるような気持ちになる稀な作品。キャラクターがよい。
読んで損なし!主人公の考えることがほんとうに愉快で、何度読んでも腹抱えて笑える。そうして油断して笑ってるとラブストーリーとしても秀逸でウルッとさせられる場面も。ベテラン作家さんなのに絵柄もかわいく、でも若作りにも見えないところがすごい。
ギャグ漫画ってどうしても初見が命なところがるけど、この漫画は何度目でも初めてのときみたいに腹抱えて笑える。女子高生ならではの脈絡のないやりとりと先生方のキャラクターがほんとに面白い。ギャグ漫画のなかの自分の中の殿堂入りの1つです。
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ミギとダリ