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人生回帰三周目に挑むヒロイン
人生回帰ものですが、悪女皇后は二度の失敗それもデッドエンドを経て、三度目の正直を慎重に生きようと決意します。特に、二度目は努力を重ねた結果、途中までハッピーエンドか、と感じさせてのデッドエンド。
三度目の回帰も、「正ヒロイン」の出現まで時間がなく、既に悪評が噂される状態。それをハッピーエンドを目指すのではなく、命があるなら隠居バッドエンド的なところで手を打とう。と、自分の身分は現実的な落とし所を目指して、それでいて虐げられた子供達への支援を実行していきます。
それだけでなく、宮中の人間関係や天災による事故への対処など、身分に相応しい責務と大きな視野、思慮深さや冷静さ、勇気など発揮して自ら解決へと導く姿は神々しいまであります。
本来の「正ヒロイン」らしき存在が、皇后の気付かないところで既に暗躍しているのですが、こちらの方が見かけと真反対の腹黒さを周囲に振りまきはじめていて、今後の展開が気になります。
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脇役悪女なので愛さないでください