3.0
良くも悪くも
厄が黒い蝶々という設定が他にない感じで最初は面白く読んでいました。
主人公もこんなに良い子なのに村中から虐げられて本当に不憫で不憫で。
厄(黒蝶)を祓う生き神である夜行様と出会ってからは早く幸せになって!という気持ちで見守っておりましたが…んー話が全く進まない。
主人公、常に泣いてるか倒れて伏せってるかのどっちかやん。たまに自分の意見もちゃんと主張するんですけど、「私はこう思います、こうしたい」という希望だけで、具体的な打開策や行動が常に人任せ。誰かが一歩動いてからではないと何もできない。
私個人としてこういうぐずぐずした人が嫌いなので毎話主人公にイライラしてしまいました。
村の人たちも徐々に変わってきていて味方についてくれているのに。
夜行様、鏡華ちゃん、鏡介くんetcは大好きです。キリッとしていて自分を持っているところが素敵。
今やっとすすかね様の正体や主人公の出自が明かされそうなところなんですが、それにしても長かった。ギャグっぽいところもなければクスッと笑える場面もほとんど(いや、全然なかったかも…)で、常に暗い感じで進んでいくのも長く感じた理由かも。性格的に好きな上記の3人がいなければとっくにリタイアしていました。
私のように、意思が強くて男性に頼らず前向きな女性キャラがお好きな方は同じように感じるかもしれません。
本当に可哀想な子なので素直に応援したいんですけど。私の性格がひん曲がってるのかも。笑
-
1








夜の生き神様とすすかぶりの乙女