4.0
読み終わってまず思ったのは、「静かだけど気持ちがすごく強いお話だな」ということでした。
主人公の花嫁が“望まれぬ”立場なのに、皇太子のことを一途に想い続けている姿が本当に健気で、読んでいて胸がぎゅっとなりました。自分の気持ちを大きく主張するタイプではないのに、行動や表情から愛情が伝わってくるのがすごく良かったです。
皇太子側も最初は距離があって不器用なんですが、少しずつ主人公を理解していく過程が丁寧に描かれていて、「ああ、ちゃんと見てくれるようになるんだな」と安心しながら読めました。派手な展開というより、感情の積み重ねを大事にしている感じがして、そこがこの作品の魅力だと思います。
-
0







望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版)