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宗教の話の感想。子供達に救われた。
第4〜6話ですね。新興宗教にハマった母親とその子供の悲劇の話です。
ネタバレ感想ご注意下さい。
私は宗教が悪いのではなく、宗教の解釈の仕方が間違っている個人が悪いというスタンスでしたが、この話を読んで何とも言えない気持ちになりました。
母親は最高に悪い。息子を病院に受診させず教団にお祈りに行って結果放置して死なせてしまったんですから。
夫婦は離婚して娘の茜と息子の陸は母親がひきとりましたが、
茜は給食ではなく弁当。
体育は見学。
休みの日は奉仕活動。
友達もできませんでしたが、転校生の関谷君と出会います。
関谷君は茜に偏見の目で見る事なく接してくれ茜にとって救いでしたが、
関谷君と一緒に寄り道してるのがバレて、母親に「悪魔がついた」だ何とか言われて家で暴力をふるわれます。
ある日、弟の陸がインフルエンザにかかりましたが、母親は、ろくな治療も受けさせずお祈り。治らないので茜に留守番させ教団に出向きます。
学校を休んだ茜を関谷君がプリントを持って訪ねて来ました。
関谷君はすぐ119番。すでに息をいてなかった陸は治療のかいなく亡くなりました。茜もインフルエンザでしたが助かりました。
その後、警察が来て母親は虐待で逮捕。
教団は記者会見を開きましたが、まるでトカゲのしっぽ切り。
茜は父親に引き取られ、関谷君も実は虐待されていた事を知りました。
父親も母親に接見して謝罪。
関谷君も「もっと早く来てれば弟(陸)は助かったかもしれない」
茜も「私が電話してれば助かったかもしれない」
みんな良心をもった人達でした。
母親とも一緒に暮らせる日を茜は待っています。
おわり。
感想。母親の解釈の仕方が間違っていたため、家族を狂わせてしまいました。
母親は教団から除名されましたが、記者会見のシーンは冷たいものを感じました。
私も家族親族の宗教の間違った解釈により家庭を狂わされました。
今作品の父親の感覚が正常です。狂わされたら宗教嫌いになりますよ。
陸が亡くなったのは悲しいですが、他のみんなはマトモな感覚だったのが救いでした。
母親は一生償いをしなさい。
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でき損ないの母性~虐待児童の私が見た生き地獄~