4.0
みんな大好きリゼルさん
121話まで読みました。
100話を過ぎたあたりから急に顔が崩れてガッカリします。
連載の初めと画風が変わるのはよくある事ですが、え?え?え?ちょっ……待っ……と言いたくなる位に目の下が伸び伸びのナスみたいな顔になって、それまでの絵が綺麗だっただけにガッカリ度がハンパないです。
どこかの国で宰相をしていたリゼル氏が、ある日とつぜん異世界に飛ばされるも慌てず騒がず。それまでのお仕事とは対極の、冒険者として異世界を楽しむお話しです。
このリゼル氏、どういう訳か人を惹きつける天才のようで、柔らかいほほえみを武器に会う人会う人を味方につけていきます。
いくらリゼル氏が中性的で見目麗しく物腰柔らかだとしても、現実世界で見かけたらちょっと引くくらいに男性どうしの身体的接触が多いので苦手な人はお気を付け下さい。ごほうびのスリスリとか。
寡黙なれど熱く、あるいは明るくオープンに、あるいはおどおどモジモジ、ひとそれぞれの形でそれぞれの片思いを主人公にぶつけます。
リゼル氏の頭の良さを表現したいのでしょうか、
作中よく理解できないシーンをはさみ、少し進んでから種明かしのような会話があって読者はようやく理解できる、というパターンが多いのも特徴です。
こちらは原作小説があるようですね。
周りからメタメタに執着されて、元の世界に戻ったら果たして残された人々は大丈夫なのかな?と先が気になる作品です。
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穏やか貴族の休暇のすすめ。@COMIC