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定番かと思いきや異色
虐げられてた薄幸令嬢が溺愛されるよくある話…かと思ったら、すごく斬新な設定のお話でした。
主人公のアビゲイルが、どうやら前世は森に棲む魔王だったらしく、その記憶をしっかり持っているんですが…。しっかり記憶が残ってい過ぎて、今いるアビゲイルの意識は現世の彼女のものなのか、魔王のものなのか、そこがあやふやなのが気になってしまいます。私は、まるで魔王が少女の体を乗っ取っているように感じてしまいました。でも旦那様は、その辺全然気にならないようで、幼女のような喋り方の、ほとんど無表情の彼女を、心から愛してやまないようです。
ここまで書いたらなんだかネガティブな意見みたいになっちゃいましたが、お話は面白くて続きが気になります。二人の未来がどうなっていくのか、読み続けたいです。
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愛さないといわれましても ~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる~(コミック)