4.0
かっっっわいかった
赤ちゃんは可愛いだけじゃないぞというしんどい面も色々見せてくれました。
ヤングケアラーの主人公の周りの人達も魅力的で面白く読みました。
自分にとっては、ゲイの人たちの存在をちゃんと認識するきっかけになった作品です。
思い返すと結構ルッキズムもあるなーと感じます。時代ですね。
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59546位 ?
赤ちゃんは可愛いだけじゃないぞというしんどい面も色々見せてくれました。
ヤングケアラーの主人公の周りの人達も魅力的で面白く読みました。
自分にとっては、ゲイの人たちの存在をちゃんと認識するきっかけになった作品です。
思い返すと結構ルッキズムもあるなーと感じます。時代ですね。
主人公の成人男性・杉元が、少女であるアシリパさんをずっと「さん」付けで呼び続けて敬意を表しているところが好き。
参考資料に、クラサワ スナさんの『私の一代記』が挙げられているところに誠実さを感じる。
残念な点は、最後に白石が金で東南アジアの島を買うオチが、大日本帝国の植民地主義を連想させてしまいモヤモヤしたところです。
飄々としてして、色んなことを気楽に捉えられる気分になります。
あんなに幻想的で可愛いタペストリを描く先生がこの作品を…?と思うような暗黒面・毒要素との落差も楽しいです
絵柄自体も素敵ですが、登場人物たちの表情の緩急の、緩い部分が特にほのぼのして好きです!
突然のシマリスくん登場が特にお気に入りです。
色々こじらせてて面倒くさい登場人物達の駆け引きも美味しいです。
人の生き死にに関わる世界は厳しいなぁ、いい加減な自分にはとてもつとまらない仕事だ… と読んでいて戦慄しました。
主人公のメンタルの図太い部分に救われる思いがします。
この様な苦悩を持つ人物を主人公とした作品は今ほど多くなかったのではと思います。
オスカル様に似た主人公の面差しや、衣装の流れるような線など、池田先生の美しい筆致を堪能できる眼福な作品でもあります。
『社内探偵』の美和さんを主軸に展開する足の引っ張り合い、ドン引く様な内容もありますが美和さんの手腕に期待してしまいます。
続きがめちゃくちゃ楽しみです!
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赤ちゃんと僕