5.0
幼い頃の懐かしい思い出
物心ついて最初にハマったアニメがちびまる子ちゃんだったように思います。そのアニメの原作を最初から読んで、改めてさくらももこ先生はすごい方だと思いました。
-
1
164位 ?
物心ついて最初にハマったアニメがちびまる子ちゃんだったように思います。そのアニメの原作を最初から読んで、改めてさくらももこ先生はすごい方だと思いました。
昔アニメ版を見て、それがきっかけで原作にも興味を持ち読むようになりました。他の漫画と比べて、アニメの方もかなり原作に忠実な内容でしたね。
ライトのような人並外れた頭脳を持つ天才は、やはり常人には考え付かない壮大な野望を抱いてしまうものなのかもしれませんね。当初は純粋な正義感から犯罪者達を◯していたのに、自分を逮捕しようとする人間を容赦なく葬っていく事で次第に心が歪み、凶悪な大量◯人者となっていく、その描写がとてもリアルでした。しかし最期は惨めな末路を辿り、自業自得とはいえ哀れ過ぎる姿を晒す事になります。アニメ版の最期の方がまだマシと思える程です。
最初に読み始めた時は鬼を退治していく話かと思っていましたが、鬼の方が物事の本質を理解しており、人間こそが鬼以上に恐ろしい存在だと思わずにいられなくなる展開が多々ありました。鬼に魂を売った者同士だけが鬼達の存在を視認できるなど、あの伝説の漫画「デスノート」を彷彿とさせる設定があり、そういった部分も物語の面白さを際立たせていて、どんどんハマっていく作品です。
彼らを法律で裁けなくても、酷い仕打ちを受けた人達はそれで泣き寝入りなんて出来るはずがない。人間の感情は決して理屈や常識で割り切れるほど単純なものではないから。非道な事をした人間にはえげつない報いを受けさせて然るべきですね。やはり復讐代行のような仕事が現実にもあったらいいのにと思わずにはいられない作品です。
コンプレックスを抱えた男性に巧みに近付き、自身の虜にさせるデブスな女。かの有名な木嶋◯苗を彷彿とさせる悪女でした。自分と同じ名前の女性に近付いて嫌がらせをしたいと思う思考回路が理解不能で、そこも物語の不気味さを際立たせています。
小学生の頃に「なかよし」で連載されていた「ゴックン!ぷーちょ」にハマっていたので、その作者である遠山えま先生の作品という事で興味を持ち、読んでみました。
日本神話に登場するコノハナノサクヤヒメとイワナガヒメの姉妹の話をモチーフにした設定と、それにより主人公が美しい妹と比較され、不遇な人生を送ってきたという何とも胸糞な話でしたが、実は主人公の方が妹以上の美貌の持ち主であったと判明した時にはスカッとすると同時に、人間は美醜によってこんなにも簡単に手のひらを返すのかと複雑な気持ちになりました。
お金にしか幸せを見出せない人間もいれば、お金がなくても幸せを感じられる人もいる。その事を改めて感じさせてくれる作品です。
個人的に、この物語の一番の悪役は主人公春音の母親の紫織でした。この人も幼少期には母親に万引きを強要され、挙げ句の果てには捨てられてロ◯コンの変態男に売られたりと過酷な人生を送ってきて、その事に対しては同情すべきだと思います。しかしだからといって春音の父親を自◯に追い込んだり娘を道具にしたりと、人として最低な行いばかりで嫌悪感が勝ってしまいました。
日本と中国の裏社会で行われている、臓器売買に関する壮絶な頭脳戦や心理戦が繰り広げられる物語です。富裕層が弱者を道具のように扱い、臓器提供のためだけに生かされる主人公とその兄の悲しい運命が、現実に存在する誰かのものでもあるのではないかと思うと、恐ろしくも悲しくもあります。
あまりに悲しく、生き残った三女も父親も一生苦しみ続けながら生きていかなくてはならなかったのが胸が痛いです。ただ、元ネタとなった事件は継母ではなく四姉妹の実母の不倫が原因だったらしいので、それに比べたらこの漫画の方が実の親からの仕打ちではなかっただけ救いがあったのかな…なんて考えたりもしてしまいました。それでも悲惨な結末である事に変わりはないのですが。
昔っぽさが残る画風で描かれる怪奇な世界。人間の心の禍々しい部分が上手く描かれています。やはり恋心や嫉妬は人から正常な判断力を奪ってしまいますね。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
ちびまる子ちゃん