5.0
可愛い画で際立つ「精神的恐怖」
作者さんのおじいさんの体験談とのこと。
だから主人公・田丸さんは生き残れるはず。
しかしとてもそうは思えないほどの壮絶な戦い。
もはや敵は米軍というより飢餓や味方になってきた。
これが写実的な画なら、ただのホラー漫画になってたと思う。
そうじゃないからこそ、精神的に迫ってくるものがある。
人間が極限状態になると、自分もこうなってしまうのか…それが怖くて仕方ない。
無料終了40話では、ペリリュー島での戦いは日付け的に終わってる。
しかし田丸さんはじめ、日本軍はまだ「生きてる」。
脳内では考えることができてるのに、空腹のあまり膝が折れ曲がり「もう歩けないのか…」と横たわるシーンで終わりました。
すべて知ってる後世の人間だからこそ、不条理な死の連続に胸が痛む。
読み続けるには覚悟がいる作品です。
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ペリリュー ─楽園のゲルニカ─