茹で玉子さんの投稿一覧

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  1. 魔鬼

    087話

    魔鬼(87)

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    86話でヨハンが父親の事をならず者のように母上を傷つけ、気に入らない子供には見向きもしない、と言った時にイネットが怒った意味がちょっとわかった。
    父親が決めた縁談とはいえ、嫁に欲しがられるような女になり、狂った母との生活にも逃げずに生き抜き、初夜という義務を果たし、鉄の同盟と軍資金をもたらしたバルデマルの一員として自分を誇りに思っているから、その首長である父を馬鹿にされるのは我慢できなかったんだ。
    何が望みか聞くイネットに、ヨハンは自分を欲して抱かれてくれれば、次期バルデマル公爵の上に君臨する王にして、永遠にお前の従者になる、と言ったヨハンに、言った答え、それは妾。汚い目で見ていた、と怒るイネット。
    なぜ、ザビエではよくで自分はダメなのか。ザビエは暴力をふるっていたからなのか、と自問自答するヨハン。確かに、前世ジオネビタには腑に落ちない所があったけれど、前世ジオネビタと同じ顔だけど、現世イネットはS女王だし、暴力じじいにも屈しなかったから、同じ人格ではないと思うよ、ヨハン。

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  2. 魔鬼

    086話

    魔鬼(86)

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    前話では不明だったけれど、初夜は新郎と迎えたのか。イネットの苦痛の声を聞いて、自分を選ぶべきだったと、起きた新郎をしっぽでボキボキ巻きつぶして。
    不滅の獣を人間はまとめて魔鬼と呼び、彼らの体はまっすぐで無欠のいただから魂を入れられず、輪廻もできない。一方、喜怒哀楽に苦しめられた人間の魂は、魂の器である人間の体を変えて、輪廻する。クレチマンの話だとイドリスの魂は魔鬼の板の中、イネットの体は輪廻を繰り返す人間の器。ヨハンへの呼びかけも虚無から魔鬼に変わった。生きている間に解消できなかったイドリスの不浄な記憶。そして器を変えて目の前に現れたあの女。クレチマンは、イドリスの魂がその女を生かしておくわけがない、という。でも、イネットは見た目は前世のジオネビタと同じだけど、前世の記憶は全くないし、イドリスもザビエも覚えてない。魂は前世のジオネビタと違うから、クレチマンの言う、あの女とは別人だと思うんだけど。

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  3. 魔鬼

    085話

    魔鬼(85)

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    イネットの結婚式で彼女の手を引きながら、前世ジオネビタがザビエの足を洗って、ごめんねイドリス、という声が聞こえる。ヨハンが夫に選んだ新郎よりも優秀な忠犬がいるのに選ばなかったと涙するヨハンに、現世のイネットは、選ぶ境遇にはなかったし、結婚当日に花嫁に恨み言言ってどうする、みたいな感じで赤くなって怒ってる。赤くなってるのを恥じらってるのと勘違いし、自分の気持ちがわかっていたのに、どうして結婚した、とまた迷うヨハン。空虚人形であるヨハンにむかって、一人でほざいている、と嘆いていたクレチマンの気持ちが、自分に振り向かない姉に叫んでいる自分と同じだと思ったり。父に平手打ちされて、自分の女イネットが他の男との初夜に参席させられ、二人がすやすや眠っている間に、新郎の方はロープで吊り上げてしまった。
    新郎さん、やさしそうなイケメンだったな。この一件がなければ、あのジジイと結婚して、殴られ、閉じ込められる事もなかったのに。今までずっと能力を使わず、イネットを背負って逃げるのを我慢してたような言い方だけど、イネットが塔にいて、夜会いに来てくれるた時は、ヨハン、それなりに快適だったんでしょう。狂った母とずっと一緒だったイネットの苦しみを本当に理解してたわけじゃない。S女王イネットが嫌だったけど、こうなるとイネットかわいそうかな。

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  4. 魔鬼

    084話

    魔鬼(84)

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    なんかクレチマンの思考がヨハンとイドリスの間で乱れて、難しい。ヨハンがクレチマンを父と呼ぶと、俺の息子じゃない、お前は人間みたいに振舞うように作られた精巧な機械だ、マネしてる半分はイドリスでもう半分はあの女。あの女が2つ目の願い事をしなければ、存在しなかった虚無だ、と言い返す。とか言いながら、ヨハネス・バルデマルという価値の名前を持った囲いであの女と苦しむがいい、って言ったり。
    本当に、ヨハンが生きてるのが白昼夢見てるんだったら、いったい何のために生まれてきたんだろう。公爵位を継ぐお前たちの息子のために、イドリスが永眠するために、息子の恋人の長くて残酷な最期のために作られた機械っていうけど、息子ってヨハンとイネットの子だよね。虚無がこどもつくれないでしょ。
    あの女に最後の石棺を開けさせ、呪いの願いを願えば、最後の権能を尽くし、悪魔の肉体は灰になり、イドリスは自由になる。という事は、ヨハンは若くして消えてしまうの?
    クレチマンが言った7日後より5日長く生きた母。納骨する際もあくびしてる父。泣きそうなヨハン。ベンフリットもいるのに、イネットは参列させてもらってない。
    納骨後まもなく結婚式。花嫁姿のイネットの手を取るヨハン。うれしそうな花嫁とちょっとぼーっとしてた弟。なんか複雑だな。

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  5. 魔鬼

    083話

    魔鬼(83)

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    お母さん、最初はしおらしく謝ってたのに、首に蜘蛛の巣が絡まってるのが見えて、捕食者がヨハンでないと思った瞬間、また、狂ってヨハンを全部お前のせいだ、と責め始めた。ヨハンは自分が何者か理解できず、恐ろしく、母に言われたように、何度も数年間、ずっと自分を傷つけてきたのに。やばい母だ。しかも、呪いは、恐ろしい結果になることをさんざん聞かされてきたのに、自分から石棺に願い事したせいなのに。やっぱり、狂ってる。
    6年ぶりに母に言われたように石棺のある場所へ行くと、そこには悪魔のバラバラの体、のこぎり、イドリスの頭を抱いた石棺の番人クレチマン。ひとりで、二度も父に体を切られた気分はどうだ、石棺につめて、ディコメンの子孫代々に保管される貢物にする、とか、自分の子にギュスタブの公爵位を継がせる、という母の3つ目の願い事はヨハネスが権能で成す使命、ヨハネスはそのために作られ、真実に気づいた時に物に戻るとブツブツ言ってる。
    という事は、ジオネビタが公爵位を継ぎ、ヨハネスは何かの真実を知って、操り人形になっちゃうって事。それじゃ、ヨハネスは幸せになれないじゃないの。ヨハネスには、イドリスが願ったように、ジオネビタに愛されて幸せになってもらいたいのに。

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  6. 愛人は逃げる

    051話

    愛人は逃げる(51)

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    キリアンはデボンシャ家の呪いのせいでロウィナとダミアンではなくて、どうして自分に罰がくだらないのか考えてみたり、幽霊でもいいから会いたいと願ったり。執着男だから、今までも、さんざん外国まで探し回ったり、今更ながら、彼女の純情を奪い、踏みにじった事で恨まれても仕方がないとも思ってる。肖像画を公表したけれど、哀悼期間が終わったら、また新しい妻を義務で迎える、って、お金持ちだし、親戚になりたい家はあるだろうけど、娘の幸せを考えてない家だよね。幸せになれるわけないもん。
    クロディアってロウィナがいる町だよね。みつかっちゃうの時間の問題だな。画家さんもロウィナをクロティアの女神なんかに例えたせいで、キリアン気になって、来ちゃうことになったよ。
    ロウィナもキリアンに見つかる夢見てるし。ダミアンのためにも、もう引っ越ししたくないよね。黒髪作戦、ほかの人には気づかれなくても、キリアンに見つかったらばれるでしょう。そして、セドリックからのプロポーズ。うれしいけど、ま、振られるでしょう。当て馬くん、お気の毒に。

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  7. 魔鬼

    082話

    魔鬼(82)

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    危篤の知らせを聞いてから7日。クレチマンが言った母があの世に行く日だよね。その日後継者として母に呼ばれたヨハン。塔の階段を上る途中、母の見る幻について、思い当たる節はないか、と語り掛けたグリゼルダの口調と目つきに、どういうわけか、彼女がヨハンが嫡子ではないことを知っていると、悟るヨハン。自分はバルデマルの長男であり、後継者だ、二度と私を試すような事をするな、と乳母に言った時は、堂々としていかにも時期城主って感じだったのに、母とイネットの部屋のクッションにイネットの髪を見つけた途端、顔を赤らめ、少年の顔になる。このギャップが憎いな、ヨハン。
    数年ぶりに二人きりで会った母が語る捕食者の蜘蛛と食べられる虫。縁談を聞いて恨めしく泣く娘を見て、やっと正気に戻った、捕食者に食べられるくらいなら、じっと動かず、飢えて絶えさせてあげて、という。母にとっての捕食者は父なのか、ヨハンなのか。ヨハンにとっての捕食者はイネットと父。イドリスにはザビエとジオネビタ。見方によっては、誰でも捕食者にも食われる虫にもなれるし、みんな食われるのを恐れているよう。

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  8. 魔鬼

    081話

    魔鬼(81)

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    クレチマンが出てくると途端に話が難しくなる。とりあえず、7日後にイネットの母ディコメンがあの世にいくので、その日の夜にイドリスの入った箱の前でクレチマンがヨハンを待ってるよ、って事でよいでしょうか。息子を軽蔑する女、は公妃。でも、前世ジオネビタは、イネットだよね。公妃はヨハンを愛してないから。ザビエの顔でイドリスがヨハンに生まれ変わったのは、イドリスの希望か、息子を葬られたクレチマンの呪いなのか。とにかく、縁談で、あたかも売り飛ばされ、矢を放たれた的は公女だったのに、致命傷を受けたのはヨハン。黒豹にイネットが襲われて、傷ついたのもヨハン。いつも彼。
    乳母がおめでたい席って言うけど、席3つしかない。ヨハン関係のお祝いかな。浮かれて戦う前から祝盃あげてる男たちと違ってお仕事してる女の話は堅実。東部を侵略するために戦争を始め、伯爵ミロの名誉を守る、などと言って根絶しなかったために戦争再開。そのせいで、幼い公女を政略結婚にだすことになった。また、おぞましい帯を初潮を迎えたばかりの娘に着ける公女を若いころから頭叩かれすぎて、狂ってる、というのもしごく客観的で正しい。ビンフリットも知ってる縁談を最後に報告されたイネットと母は一日中うれし泣き。きっと母は安心してこの世を去ったんでしょう。ビンフリットはこの頃から乳母に恋してたのかな。

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  9. 魔鬼

    080話

    魔鬼(80)

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    タペストリーみたいに暖炉の上に飾られた黒豹ちゃんもかわいそうだけど、今回は帰さない、なんて言って、ベッドの上に放り投げたのに、もう一回やって~とぎゅっと抱きしめられて、狂犬みたいなイドリス兼ヨハンが子猫みたいに骨抜きにされちゃって。
    イドリスがザビエの顔でジオビネタの弟として生まれたのは、前世に水のない井戸に突き落されて別れを告げられたイドリスではなく、ザビエと同じように自分を選んで愛してほしかったからなんだね。それなのに、どうして自分を選ばず、離れていっちゃうんだろう。ちゃんと告白しようとしたのに、鐘が鳴って最後まで言えなかったし。
    イネットの縁談が決まっちゃったね。中央王都とギュスタブが同盟国になるために。

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    なんと、焼きおにぎりもあったんだ。甘辛味噌だれだけじゃなくて、しらすも入ってるって、絶対、おいしい。おにぎりを勧められていそいそする大旦那かわいい。でも、どうして食べて感想を言うとき真顔に戻ってるの。
    食事処が鬼門で、鬼門の地に大商店街の銀天街があるんだ。大旦那のストレートなデートのお誘いにはまったくつれない葵だけど、うまい名物をおごってやる、の一言もよかったけど、銀次のやわらかく説得力のある、特産品や郷土料理を知る機会だという言葉にはコロッと了承。さすが、2番手。優秀。そして、デート前にお風呂からメイクまでやってくれる松竹梅のっぺり三姉妹を連れてきた大旦那の本気度も見える。
    カッパ小僧、葵について隠世に来れたんだ。でも、鯉に食べられそうになった、ってどこまで弱いの。梅きゅうりのおにぎりって、どんな味なんだろ。カッパちゃんの傷は治っても、私の場合はおにぎりで治癒したりしない。でも、医食同源って言うものね。食べ物大事。おいしいともっとうれしい。商店街を見た後の葵、どんな料理を作ってくれるのかな。

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