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後味悪い狂った物語
深愛がピュアさを装った狂人。不倫相手の自宅に、カウンセラーを偽って入りこむという非常識(いくら漫画でもありえない)。そしてネタバレだけど、ラスト近くで、店長と別れ、偶然街ですれ違った店長の息子・ハルキと逃避行。大人の関係はしないけど数日ホテル暮らしで、ままごとのように結婚の約束したり。ハルキは深愛を誰より愛してるかのように錯覚してるけど、深愛がどこかに消えてしまうと、家に連れ戻され、その後の数年で大学生になり、彼女もできる。数年経っても深愛を無意識に探してしまうような描写もあるが、数年ですでに過去となっている。ハルキは絶望してるように見えるけど、数年で過去になるくらいの子どもの恋愛ごっこだったというわけ。一方、深愛がハルキから姿を消したのは、ふみこさんのこともあるし、そもそもファーザーコンプレックス的な感じで店長と不倫してたのだから、お子様ではだめなわけ。暴力を振るうだけの父親だったから代償行為の不倫だったわけ。最後自立したみたいに見えるけど、全体的に後味悪い。
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泥濘の食卓