5.0
ズーー〜ーーっと引き摺って離脱不可能
愛を知らずに育った殺し屋進平が、歪な形で溺愛を貫く物語で、悲哀に満ちていて涙なしでは読めない秀作。
作者さん凄い。初っ端の手紙を読む伏線が、ズー〜ーーーーーっと最後まで興味を離さない。あの老人は誰か。途中、読者はアレコレ考える。
表紙の白無垢血だらけの祝言も、いつどんな形で行われる情景なのか、本当にこうなるのか、ズーーーーと引き摺る。
沙都子には健康を、進平には想いが成就するようにと、願いつつ、そうならない現実が、次から次へと彼らを引き離し、最後まで引き摺る。先を読めない展開と、暴力の怒涛の嵐に翻弄される二人。
彼らを取り巻く人間模様も目が離せず、善良な人も腹黒も初見では全く分からん。
人殺ししか知らずに育った進平、だけど凄くピュア。恐ろしく幼稚で純粋。
やってることは殺●鬼なのに、素は何か可愛く見えるから不思議。
だから離脱しない。飽きない。不快にならない。
作者の成せる技。
アニメ化楽しみ。
-
0









ホタルの嫁入り【単話】