johnlisaさんの投稿一覧

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51 - 59件目/全59件
  1. 評価:5.000 5.0

    唯一無二のキャラ

    パタリロ、よくもまあ、こんなとてつもないキャラを生み出してくれました。魔夜峰央先生、すごいです! どの少女漫画を見渡しても、似てるキャラなんて見つかりません。そして長期連載にもかかわらず、キャラがブレない(体型はだいぶ変わってしまったが・・・)国王で、天才的頭脳を持っていて、ゴキブリ走法ができ、がめつくて、人をおちょくることは天下一品。でも、読んでいくうちに、弟のようにかわいく思えてきます。バンコラン、マライヒなど美形キャラの造形にも惚れ惚れ。でも、パタリロのペースに巻き込まれ、ギャグ化するのもご愛敬。お気に入りキャラはヒューイット。そして、宝石、落語、魔界、歴史、時事問題etc.作者の幅広い知識にも脱帽のマンガです。

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  2. 評価:5.000 5.0

    細野先生のライフワーク

    あらゆるジャンルを描き、そのどれもがハイクオリティの作品を生み出してきた細野不二彦先生。
    40年以上も第一線で活躍され、コンスタントに作品を発表されているのが驚きです。
    そんな細野先生のライフワークともいえるのがこの「ギャラリーフェイク」
    美術版の「ブラック・ジャック」ともいえる痛快な面白さ。フジタの切る啖呵にはスカッとします。
    長期連載ゆえに、時に世相を反映した話もあり、時代を一刀両断してます。この作者の社会を見つめるまなざしは、鋭く、厳しく、そして温かい。絵画、彫刻、宝石、書道、香水、楽器、おもちゃ、人形、時計etc. 様々なものに価値を見出し、それをいとおしむ人たちの姿を描き、いつしか読んでいるこちらも、美術に関する知識が増えてゆきます。

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  3. 評価:5.000 5.0

    この方の描く絵は、もはや芸術品

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    誰もが知る「人魚姫」の哀しいお話を、現代のN.Y.で生まれ変わらせてくれました。そしてこの作者の描くキャラは、細部に神が宿っているかのように、繊細で流麗で、ただただ美しい。正に、現代のメルヘンを描くにふさわしい筆致です。また、加えて、ストーリーもロマンティックでいて、史実の原発事故を絡めた、シリアスなもの。宿命に向き合わなくてはならないキャラクターたちの苦悩や哀しみを、優しくヴェールで包みつつ、切ないながらも幸福を予感させる終わり方にしたのは、作者の見事な手腕でした。それにしても、月の光の中で女性化したジミーの美しさは、言葉にできません。

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  4. 評価:5.000 5.0

    壮大な歴史のスケールに負けないキャラ達

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    本宮先生らしい、熱い男たちの群像を古代中国を舞台に描き切ってくれました。
    歴史の史実でも項羽と劉邦は魅力的で語り継がれるキャラではありますが、本宮先生の手にかかれば、さらに人間臭く、骨太な魅力にあふれています。一番の史実からの改変は、虞美人が項羽と出会う前に、劉邦の妻だったこと。ですが、それゆえ歴史と運命の荒波にさらされる悲劇のヒロインとなり、物語がよりいっそうドラマティックなものとなりました。2人の英雄に愛されるのも納得な美しさです。序盤は劉邦が主役でしたが、終盤はもはや項羽の独壇場。本宮先生が珍しく(失礼)きちんと「四面楚歌」のシーンや項羽の最期まで描いてくれました。

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  5. 評価:5.000 5.0

    悪魔よりも怖いのは女の嫉妬

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    大好きなお話で、昔、夢中になって読みました。
    今、読みかえしても、その巧妙なストーリーテリングと流麗な絵には魅了されます。
    あしべさんの描くキャラの美しさ、池田先生の1話完結のキレの見事さ。
    デイモス、ビーナスが元神さまだったとは思えないほど残酷ではありますが、その背景に隠された2人の哀しい過去があるので、憎み切れません。そして時として、この2人以上に、人間の(特に女)の方が残酷になるときもあります。そんな中で、ヒロインの美奈子が唯一、可憐で清らかで純粋です。これなら、多くの男たち(デイモス含む)を魅了するのも納得です。
    結局未完の物語ですが、自分の中では全17巻のうちの16巻で有終の美を飾ったと思ってます。

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  6. 評価:5.000 5.0

    本当に新宿に存在しているのでは

    もう30年も前の作品とは思えぬほど、今見ても鮮やかで鮮烈な作品。
    魅力的な登場人物、毎回の依頼を決め台詞と共に見事に解決する手腕、痺れる程のカッコよさと、お馬鹿でスケベなギャップ、新宿という街の中に本当に冴羽尞や香や海坊主がそこに住んでいるかのような雰囲気。絵柄の美麗さと共に、都会的で洒落た作風が、この作品にはあります。依頼をスマートに解決し、去っていくシティハンター。今、この時代の日本にこそ必要な存在では、と思ってしまいます。

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  7. 評価:5.000 5.0

    ミーハー娘の夢を叶えた

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    自分が好きだった漫画作品の中に、登場人物として出現する。
    ファンなら1度は願う事。そんな読者の願いを叶えた作品です。
    既に完成度も高く完結している作品に紛れ込んだアラフォー女子・沙織。
    既読で先の展開を知っているからこそ、安心したりドギマギしたりする姿は、読んでいるこちらも共感します。
    それにしても錦ソクラ先生の絵は、本当に北条司先生のタッチと瓜二つです。

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  8. 評価:5.000 5.0

    美人三姉妹に魅せられます

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    実質、作者のデビュー作とは。とんでもない才能ですね。
    警察官の恋人、喫茶店を経営する一方で実は美術品を盗む美人三姉妹、レオタードに身を包み、夜を駆ける。
    こんな設定、誰が思いつくの? 盗み方も粋でスタイリッシュ。
    台詞やストーリーテリングも大人っぽくて、かっこいい。
    少年誌掲載でしたが、大人のおしゃれな雰囲気がページをめくるたびに漂ってきたマンガでした。
    どのキャラクターも魅力的でしたが、タイプの違う美人三姉妹は、どの世代にもアピールしてきます。
    キャッツが盗んできた美術品のように、キラキラ輝きを放つような作品です。

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  9. 評価:5.000 5.0

    ケンシロウの孤高な姿に惚れます

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    約30年ぶりに再読しました。今読み返しても、画の迫力、よく練られたストーリー、魅力的なキャラに、夢中になって読んでしまいます。荒廃した世の中で拳法を正しく用いようと思っても、それが許されない。果たしてケンに安らぎの時は訪れるのか。バッドとリンの存在が、心のオアシスです。週間漫画ゆえ、人気作品だったゆえに、長期連載となり、ケンシロウの前に次から次へとあらたな強者が現れ、最後まで孤高な生き方を貫いてました。ですがそれもまた、彼らしくて惚れ惚れします。

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